帯広市が誇る三大祭りといえば夏の「平原まつり」、秋の「菊まつり」、そして毎年冬に行われる「おびひろ氷まつり」です。
年が明け、寒さが一番厳しくなる時期に3日間開催される氷まつりは、氷職人たちが手がけた美しい氷像と幻想的なライトアップ、子どもに大人気のすべり台、大人も大興奮の回転そりなど、昼夜通して楽しめる内容が目白押し!もちろん十勝のグルメも大集合していますので、会場内でお腹いっぱいになれちゃいます。
「氷点下なんて、へっちゃら!」とばかりに人が集う様子は、道外の方から見ると不思議に思うかもしれません。ですが、十勝の冬のイベントは、寒ければ寒いほど盛り上がるんです。しばれるような十勝の寒さを活かした「おびひろ氷まつり」、今年も楽しみですね!
今年でなんと62回目!「おびひろ氷まつり」の見どころ
今ではすっかり冬の風物詩となった「おびひろ氷まつり」が初開催されたのは、昭和39年(1964)2月8日。当時の帯広小学校(現在の中央公園)の特設リンクに、「ヒグマ」や「タツノオトシゴ」など数十点の氷像が並べられてスタートしました。
“ミス帯広”のパレード、仮装、広告コンクール、タイマツ行進、HBCの公開放送、打ち上げ花火などが行われ、当時も地域の方を中心に大盛況だったようです。
年を追うごとに表雪像はその数を増やし、大人も子どもも楽しめるアクティビティや地元グルメが並ぶようになりました。家族や友達、恋人同士で楽しめる冬のイベントとして、今では帯広の祭りを語るうえで欠かせない行事となっています。
圧巻の氷の彫刻と夜のライトアップ
氷まつりの一番の見どころは、何といっても氷職人やアーティストが手がける「氷の彫刻」です。細かいところまで丁寧に作り込まれた氷像は「十勝晴れ」の光を受けてキラキラと輝きます。ところが、夜になると印象は一転。色とりどりにライトアップされた氷像は幻想的な雰囲気へと変わります。
「夜のライトアップは必見!」と毎年訪れるリピーターも多く、思わず寒さを忘れてしまうほど。写真映えも抜群ですので、ぜひスマホやカメラを忘れずに!
子どもも大人も楽しめる体験型アクティビティ
帯広氷まつりは、見るだけではありません!体を動かして楽しむアクティビティを体験しに、多くの家族が足を運びます。
子どもに大人気の氷のすべり台やスリル満点の回転ソリ、雪の迷路など、冬の屋外ということを忘れて夢中になってしまうようなブースが盛りだくさん。家族や友だちと一緒に過ごす、冬の思い出作りにぴったりです。
心も体もほっこり!アイスマルシェに十勝のグルメが大集合
そして寒い冬のイベントに欠かせないのが、温かい食べ物。会場内には、地元十勝の食材を使った美味しいグルメがそろいます。寒い日に、温かいものを食べてこそ道産子です。
キリッと冷えた空気のなか、お腹に入った食べ物が体の内側からじわっと温めてくれる感覚をぜひ実感してみてください。心までぽかぽか温まるのを感じられるはずです。
2025年、第62回目の「おびひろ氷まつり」の概要
「北国の冬にぬくもりとよろこびを」をテーマに、帯広のまつり推進委員会が中心となって着々と準備が進められている「おびひろ氷まつり」。気になる今回のイベント内容はこちら!
◆市民氷雪像コンクール
◆第41回北海道氷彫刻展冬季帯広大会
◆こども氷のお面展
◆紙袋ランタンフェス
◆冬花火
◆アイスマルシェ
◆ステージイベント
◆各種アトラクション その他
見て、遊んで、味わえる!世代や性別を問わず、どなたも満足できる内容盛りだくさんのイベントです。もうすでに開催が待ち遠しいですね。
【information】
- 開催日程:2025年1月29日~2月2日
- 会場:帯広市内特設会場(例年 緑ヶ丘公園周辺)
- 入場料:無料(一部アクティビティ有料)
- アクセス:帯広駅から車で約10分/市内バスも運行予定
- 主催:帯広氷まつり実行委員会