作品名:スタートライン 一歩踏み出せば奇跡は起こる
著 者:喜多川泰
出版社:Discover
18歳と若者の未来の可能性を追いかける物語
この作品は、私が小説というジャンルにハマったきっかけの作品なんです。
本屋さんでこの本を見つけた時、街中に美輪明宏さんが歩いているくらい、キラキラリーンと輝いていたのです。で、近づき帯を読んでみると……。
ドキがムネムネの興奮状態でお会計し、家で一気読みした記憶が鮮明に残っています。
一歩踏みだす勇気をもらえる良いことづくしの1冊
肝心要の内容はというと、18歳の大祐と真苗という二人の男女の物語。
惹かれ合う二人と、憧れの〝カッコいい大人〟
そのカッコいい大人に刺激を受け、成長していくサクセスストーリー。
あー、カッコいい大人になりたい。
二人の恋の行方、そして学びや刺激、一歩踏みだす勇気をもらえる良いことづくしの1冊。
読みやすい文体で、読書初心者にもオススメです。
心のエナジードリンク!翼をさずかりたいならこの本です
何者かになりたいあなたへ。背中を押して欲しいならこの本に託してみよう!
新しいことにチャレンジしたい。将来はビッグになってやる!!大きなことを成し遂げたい!
そう思ったことがある人は少なくないはず。でも、それと同時に「どうせ無理」なんて諦めてしまった経験を持つ人もたくさんいると思います。
いざとなったら不安と恐怖で怖気付く。私もそんなタイプです。
そんな人たちだって、誰かに「君ならできる!」「応援しているよ!」「やってみようよ!」なんてバシンっと背中を押してもらえたら、もう少し頑張ってみようと思えるのではないでしょうか?
そっと押すだけでも勇気はでますけどね。
私自身、なにかへチャレンジする前には、この本を読み返し、自分の未来に恋して、一歩踏みだす勇気をもらっています。
まさに心のエナジードリンク!翼をさずかりたいならこの本です。
人生を劇的に変えた運命の出会いでした
この言葉は、この本の著者が大切にしている言葉なのですが、私はこの本との出会いで人生がかわったと言い切れるんです。
先ほども触れた本の中にでてくる〝カッコいい大人〟は実在する方がほとんど。その憧れのカッコいい大人たちは本も出版しているため、その本を読み、講演会に参加し学ぶ習慣がつき、いまでは毎年参加するセミナーもあるほどです。
この本の中の大祐や真苗のように成長し、今の自分があるんです。
そうは言ってもまだまだですし、まだまだ伸び代あるつもりです。
だけど、この本を読み、行動した結果、視点が〝自分〟から〝社会〟へと広がり、いまでは自分の周りの小さな社会を変える活動をする!と決め、日々コツコツといろいろな活動を始めるようになりました。まさに人生を劇的に変えた運命の出会いでした。
過去の〝小川〟を知っている人が、同姓同名の別人!と噂話をするほど、人間性が変わりました。
さて、あなたも人生をかえる出逢いしてみませんか?
Profile
小川 洋輝 | ブックカフェ「Sen」オーナー
1985年、北海道幕別町出身。高校を卒業後、福祉施設にて勤務。知的障がい者の入所施設や就労支援施設、障がい児の通所施設の経験を経て一般社団法人青鳥舎を設立。 障がい者の親が安心して死ねる社会を創るために 障がい者雇用のコンサルテーションや障がい福祉サービス事業所のコンサルテーションを行う。2015年10月より自ら障がい児の通所施設を開設。障がい福祉や子育て関連の専門書などが並ぶブックカフェ「Sen(せん)」は2022年4月オープン。23年、絵本『やっちゃれ ほっちゃれ もっきっきー!』(みらいパブリッシング)か出版。毎週金にスマヒロで書評を担当