帯広ラーメンの美味しさを毎週伝えるコラム「帯広ラーメン食べ歩き 至高の一杯を求めて!」の中からBEST10をチョイスしました。もちろん、嗜好は人それぞれ。そして、帯広ラーメンの味は千差万別。味噌、塩、醤油の人気店がひしめき、豚骨ベース、魚介ベースといった出汁も様々。お店によっていろいろなバリエーションが楽しめる地域が帯広なんです。そんな帯広ラーメン店を2023年9月から3ヶ月間で23店舗を回りました。その中から2023年のBEST10を選んでみました。
No.1 ラーメン寳龍 帯広大通店
札幌ラーメンだけど帯広の味です。寳龍 帯広大通店
北海道と言えばラーメン!その中でも特別な存在として君臨する「寶龍」の帯広大通店。その味わいは、札幌ラーメンのクラシックなスタイルを基盤に、十勝流のアレンジが絶妙に織り込まれています。中でも、豪快&美味なチャーシューメン味噌は、メニューの中でも看板。そのチャーシューは柔らかくトロっとしていて、スープや麺とも相性抜群で、見た目も豪快で、美しさが際立つ。一杯での満足感は、他の店舗とは一味も二味も違います。
豪快&美味なチャーシューメン味噌が看板
寶龍の売りとして外せないのが、ねぎキムチラーメン。ネギキムチはその場であえるため、歯ごたえがしっかりと生きています。さらに、激辛を希望すれば唐辛子をたっぷりと振りかけてくれ、スパイシー好きにはたまらない一杯。店内は清潔感があり、ゆったりとした空間での食事が楽しめます。しかも、駐車場は広々としており、車でのアクセスも抜群です。
【食べたメニュー】「チャーシューメン(味噌)」1,150円(税込)
INFORMATION
▪️ラーメン寳龍 帯広大通店
住所 〒080-0010 北海道帯広市大通南27丁目11
電話 0155-25-6488
営業時間 11:00~21:00
定休日 火曜日(祝祭日の場合は翌日休み)
駐車場 有
No.2 チャイナガーデン翠蓮(すいれん)
翠蓮のラーメンは睡蓮のごとく美しくて旨い
誰が例えたのか「一つの小さな宝石が輝いています」と言わしめるラーメン店が「チャイナガーデン翠蓮(すいれん)」。店名は、睡蓮(すいれん)と翡翠(ひすい)を組み合わせとのこと。
私が選んだのは「チャーシューメン みそ」。
見た目だけで舌が躍るような一杯です。
具材は、崩れるほど柔らかなピンク色の厚切り豚バラ巻きチャーシューと、シャキシャキとした歯ごたえの白髪ネギ。
そして麺は絶妙な弾力を持つ中太ちぢれ麺。スープは、白濁した豚骨の深い味わいで、マイルドかつ濃厚。臭みは一切なく、口の中で広がる旨味に感動すること間違いなし!
店名冠「スイレンラーメン」と「辣(ラー)ライス」
次回は、店の名を冠した「スイレンラーメン」も食べてみたい。
聞けば、スープは、まろやかでありながらも豆板醤のピリッとした辛さが効いた味噌味。具材の炒めたモヤシと長ねぎが、まるでスイレンの花のように見えることから名付けられたこの一杯は、味の変化を楽しむことができる逸品だそう。
先にスープを楽しんでから、豆板醤を混ぜるとさらに風味が変わり、それはまさに舌の上のアート。
そして、ラーメンと共に堪能したいのが「ラーライス」。あの柔らかなチャーシューがラー油で漬けられており、その組み合わせの美味しさは想像を絶します。ニンニクの風味がアクセントとなって、まさに最高のお供となっています。
【食べたメニュー】「チャーシューメン みそ」1050円(税込)
INFORMATION
■チャイナガーデン翠蓮(すいれん)
住所:〒080-0012 北海道帯広市西2条南27丁目22-1
電話:0155-24-7782
営業時間:11:00-14:30、17:00-20:30
駐車場:有
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)、第二木曜日
※2023年10月24日に掲載された情報は、2023年10月24日時点のものです。
No.3 ラーメン大光
ラーメン大光 帯広の隠れ家的存在で味わう
帯広の光南住区、通称「鉄南地区」に佇む「ラーメン大光」。店名の由来は、かつての立地「大津」と現在の「光南」から取られているそう。
既に帯広に移転してから30数年が経ち、今では女将さんを中心とした女性スタッフたちがアットホームな雰囲気でお客さんを迎え入れています。
私が訪れたのは、実は子どもの頃以来。私の父が通っていた店として覚えているこのお店、その味は変わらず美味しかった。
まろやかトンコツスープの醤油ラーメン
注文したのは「醤油ラーメン」。スープは豚骨白湯系のあっさりとした醤油味。まろやかな口当たりで、胃にも優しく、豚骨が苦手な人でも問題なく楽しめる味わい。そして、ちぢれた中細麺はスルスルとした食感で、スープと絶妙にマッチしています。
トッピングには、柔らかくて味が染み込んだ小チャーシュー3枚、パリッとしたメンマ、さっぱりとした長ネギ、そしてレンゲの上にのった香ばしい海苔。特にこのチャーシューは、口の中でとろけるようで、とても美味しい。
3人の女性スタッフによる丁寧な接客は、帯広で最高のホスピタリティを感じさせてくれます。常連客とのアットホームなやり取りや、昭和のノスタルジックな雰囲気も魅力。住宅街の中にありながら、続々と地元民が訪れる人気店です。
【食べたメニュー】「醤油ラーメン」700円(税込)
INFORMATION
▪️ラーメン大光
住所:〒080-0805 北海道帯広市東5条南21丁目1-77
電話:0155-25-3683
営業時間:11:00 -18:00
定休日:月曜日、火曜日
駐車場:有
No.4 麺屋 伊とう
麺屋伊とうは、化学調味料なし!安心・安全旨いラーメン店
ラーメンを口にした瞬間、そのスープがどれほど純粋であるかを感じ取ることができますか?
「麺屋伊とう」は、そのクリアで透き通った味わいが特徴的な、化学調味料を一切使用していないラーメンを楽しむことができます。この美味しさ、純粋なスープをご堪能いただきたいです。
麺屋伊とうは、2020年12月10日のオープン以来、鶏そばのみからスタートしてメニューを少しずつ増やしてきました。時間をかけて丁寧に抽出した自然の滋味が堪能できるのです。地元の方々はもちろん、遠方から訪れるラーメン愛好者にとっても、十勝帯広エリアの新たな名店として注目を集めています。
スープ一滴一滴に鶏の旨味がぎゅっと凝縮
オススメしたいのが、私が食べた「地鶏らーめん(醤油)」。
この一杯は、十勝の誇り、新得地鶏と中札内田舎どり、そして店主が厳選した鶏を使用。あっさりとした口当たりながらも、スープ一滴一滴に鶏の旨味がぎゅっと凝縮されています。
国産の高級醤油をブレンドしたそのスープは、醤油と鶏の旨味が絶妙に重なり合い、あっという間に食べ終えてしまいたくなるような美味しさを持っているんです。
一度、食べたら再訪まちがいなしの一杯ですよ!本当です。信じてください。他にも曜日限定ラーメンもあるので、何度も足を運びたくなるはず。
家族みんなで化学調味料に頼らない、安心・安全でクリアな味わいを持つラーメンを楽しんでみてください。きっと、その味が忘れられなくなるはずです。
【食べたメニュー】「地鶏らーめん(醤油)」960円(税込)
INFORMATION
■麺屋 伊とう
住所:〒080-0805 北海道帯広市東5条南14丁目1−44
電話:0155-27-0061
営業時間:11:00-14:30、7:30-20:20 (ラストオーダー20:00)※材料なくなり次第閉店
駐車場 有
座席数 15席
定休日 毎週月曜、第1火曜、第3日曜、年末年始
※2023年10月9日に掲載された情報は、2023年10月2日時点のものです。
No.5 麺や いつき
「麺や いつき」帯広の行列ができる人気ラーメン店
帯広の「麺や いつき」は、行列が証明する通り、地元の人々に愛されるラーメン店です。
「麺や いつき」の看板メニューは、辛味噌ラーメン。通常930円のこのラーメンは、全部入りで1,250円。ゆで卵とチャーシュー3枚が加わり、通常より400円以上の価格上昇ですが、その価値は十分にあります。特に、3枚のチャーシューは、口の中でとろけるほどの柔らかさ。一度食べたら忘れられないおいしさです。
メニューの多様性!魅力的な具材とスープ
メニューの豊富さが特徴で、様々な種類のラーメンがあり、何度訪れても新しい発見があります。リピーターが多いのも納得です。縮れ中太麺は、森住製麺から供給される、こだわりの一品。プリプリとした食感が特徴で、スープとの絡みも絶妙です。
チャーシュー、豚挽肉、メンマ、白菜、モヤシ、刻みねぎという具材は、それぞれがスープの味を引き立てます。
スープのベースは鶏がらで、鰹節と昆布の旨味が溶け込んでいます。ピリ辛の辛味噌味は、食欲をそそります。焦がしねぎや香味油が加わることで、より深みとスパイシーさが増しますね。
リピーターが後を絶たないその理由を、ぜひ自身の舌で確かめてみてください。きっと、あなたも「麺や いつき」のファンになるはずです。
【食べたメニュー】「辛味噌ラーメン全部入り(1,250円税込)」
INFORMATION
■麺や いつき
住所:〒080-0026 北海道帯広市西16条南36丁目1-22
営業時間:11:00~15:00時(L.O.14:45)、17:00~21:00 (L.O.20:30)、火曜:11:00~15:00 (L.O.14:45)
定休日:水曜、月1回不定休(祝日の場合営業、翌日休業)
駐車場:有
※2023年11月21日に掲載された情報は、2023年11月13日時点のものです。
No.6 麺庵みたび
一杯の感動を三度、四度と味わいたくなるラーメン店
帯広市、18番街のこじんまりとしたエリアに、ラーメン愛好家を虜にする店「麺庵みたび」があります。その名前に込められたストーリーから、その一杯まで、ここでは感動がいくつも絡み合っています。
「みたび」、この名前には店主のファミリーヒストリーと、再始動への意志が込められています。店主の両親も飲食店を営んでおり、その流れを三度目に継ぐ、それが「麺庵みたび」の名の起源です。この場所は、かつての記憶と新たな挑戦が共存する、感動の舞台となっているんです。
一杯の至福、みたび醤油ラーメン
シグネチャーである「みたび醤油ラーメン」は、その豚骨白湯系の濃厚スープと背脂のコラボレーションが魅力。微縮れの中細麺(藤原製麺)は、スープとの絡みが絶妙で、一口啜る度に、濃厚でありながらも洗練された味わいが広がります。
そしてその上には、見るからしてジューシーな超厚切りチャーシュー、超大きめのメンマ、そして心地良いアクセントを加える刻み玉ねぎとねぎ。こってり感の中で、刻み玉ねぎが提供するさっぱりとしたアクセントが、ラーメンの味わいを一層引き立てます。
「麺庵みたび」の人気を裏付けるのは、女性客からの支持の厚さ、お一人様ラーメンも気軽に楽しめるアットホームな雰囲気が広がっています。深いコクのあるスープを一度すすれば、その魅力に取り憑かれることでしょう。
「また、来よう」と思わせる一杯と空間。それが「麺庵みたび」の魅力です。あなたも新しいラーメン体験をどうぞ!
【食べたメニュー】「みたびラーメン(醤油)」1,000円(税込)
INFORMATION
▪️麺庵みたび
住所:〒080-0011 北海道帯広市西1条南18丁目14
電話:0155-25-9706
営業時間:
11:00~15:00(L.O.14:30)17:00~23:00(L.O.22:30)スープがなくなり次第終了
定休日:月曜日
駐車場:有
No.7 ラーメンハウス遊麺
ラーメンハウス遊麺 選び抜かれた100種類の幸せ
『選べる三種類のスープ』、『約100種類のメニュー』。そんな圧倒的な選択肢を持つ「ラーメンハウス遊麺」は、帯広市のラーメン通たちが密かに注目する場所。1994年の創業から、べる楽しさと、美味しさの両方を提供してきました。
何度も訪れている私の注文は、決まって人気No.1と謳われる「こてこてラーメン」。その見た目からも伝わる濃厚な豚骨醤油スープは、口に運ぶとそのこってり感の中にマイルドさも感じられ、驚くほど飲みやすいのです。
西田製麺の縮れ中細麺と具材たちが、そのスープと絶妙に絡み合う。とくにチャーシューの柔らかさ、煮たまごのとろみが際立っていました。
旨さは、一級職人としての腕の証明
多彩なメニューに目を通すと、次回の訪問が待ちきれなくなるのは確実。何を食べようかと迷うその時が、もう一つの楽しみと言えるでしょう。
興味深いのは、店主の経営哲学。遊麺だけでなく、カフェやBARも手掛ける彼は、どこか異彩を放つ経営者。しかし、ラーメンに対するその熱意とこだわりは本物。多くのメニューを持ちながら、そのすべてに一貫した高い品質を保っているのは、彼の一級職人としての腕の証明でしょう。
あなたの好みに合わせて、自分だけの一杯を見つけてみてはいかがでしょうか?
【食べたメニュー】「こてこてラーメン(味噌)」790円(税込)
INFORMATION
▪️ラーメンハウス遊麺
住所:〒080-0012 北海道帯広市西2条南28丁目10番地1
電話:0155-25-9706
営業時間:11:00 -15:00(麺切れで早く閉店あり)
定休日:水曜日
駐車場:有
公式Facebook
※2023年10月2日に掲載された情報は、2023年9月29日時点のものです。
No.8 らぁめんとん平
「らぁめんとん平」で、心温まる絶品ラーメン体験を
北海道、帯広。ここは日本有数のラーメン激戦区。その中でも、地元の人々から愛され、全国からラーメン好きが足を運ぶのが「らぁめんとん平」です。看板メニュー、魚介ベースの醤油ラーメン。その美味しさは、インスタントラーメンとしても販売され、ファンを魅了して止みません。醤油だけでなく、塩や味噌ラーメンも人気。帯広のラーメンと言えば、「とん平」と自然に口にしてしまうほどのお店です。
麺の絶妙な太さと硬さがスープと最高
麺は中太ストレート。適度な太さで、スープとの相性も抜群。そして、たっぷりと入っているメンマや、炙り香が香ばしいチャーシューとの組み合わせが、まさに絶品。訪れる際には、行列や車の駐車スペースなどでの競争を覚悟すること。しかし、その全てを報われる、間違いなく美味しい「らぁめんとん平」の一杯を、ぜひあなたも体験してみてください。
【食べたメニュー】「醤油らぁめん」890円(税込)
INFORMATION
▪️らぁめんとん平
住所 〒080-0012北海道帯広市西2条南2丁目2番地2
電話 0155-22-4308
営業時間 平日・祝日11:00~14:30、土曜・日曜11:00~14:30、17:00~19:30
※スープがなくなり次第終了
定休日 火曜日、第1・第3木曜日(火曜日、木曜日が祝祭日の場合は翌日休み)
駐車場 有
No.9 らーめん 広苑
帯広に蘇る、伝統と技の味!「らーめん 広苑」再訪の旅へ
『らーめん 広苑』は、上士幌町で34年の歴史を刻んできた名店。帯広市の緑陽高近くに、2021年3月6日に新たな旅を開始しました。オススメは、アッサリ系なら「塩」、コッテリ好きには「味噌」、そして野菜たっぷりの「広東麺」。特筆すべきは、その麺。保刈製麺から届く中太ちぢれ麺は、絶妙な茹で加減で、まさに最高の一瞬を迎えていました。メンマ、長ネギ、挽肉、白胡麻、海苔、糸唐辛子と共に、一杯のハーモニーを奏でます。
※外観は定休日に撮りました。
私が本気でおすすめしたいのは帯広のベスト炒飯
ここで終わらないのが「広苑」の魅力。実は、炒飯が絶品なんです!ラーメンがメインのお店とは思えないほどのクオリティ。油も強くなく、絶妙な味わいのパラパラ炒飯。添えられたスープもしっかりと卵にキクラゲが入っており、真面目な仕事が感じられる一品です。テイクアウトもできる炒飯をぜひお試しください。私が保証します、間違いなく、帯広市でのベスト炒飯の一つとなることでしょう。
【食べたメニュー】「らーめん味噌」800円(税込)、「炒飯」780円(税込)
INFORMATION
▪️らーめん 広苑
住所 〒080-0862 北海道帯広市南の森西3丁目4−14
電話 0155-47-0087
営業時間 11:00~14:00(スープがなくなり次第終了)
定休日 不定休
駐車場 有
No.10 麺屋こたろう(移転準備中2024年10月再オープン予定)
帯広新店舗!「麺屋こたろう」で深みと旨味に包まれる一杯を
帯広と言えば、ラーメンの激戦区。そんな中、2023年8月4日に新たに幕を開けた「麺屋こたろう」が、弥生通りでその旗を掲げています。この新店舗は、さっそくラーメン愛好家たちの心をつかむ味を提供しており、話題となっています。
品切れ必至の豚バラチャーシュー
10年以上のラーメン業界での経験を持つ熟練のオーナー。彼の深い経歴と情熱が、極味噌ラーメン(880円)、醤油・塩ラーメン(各850円)といったメニューに息づいています。10時間以上煮込まれる贅沢なスープ。そのベースとなるのは、鶏ガラ、豚骨、野菜の丁寧なブレンド。そして、そのスープと絶妙にマッチする西山製麺の中太ちぢれ麺が、旨味と深みのハーモニーを奏でます。
話題は「豚バラチャーシュー」。こたろうの自信作とも言えるこのチャーシューは、提供前に香ばしく焼き上げられ、一杯のラーメンに深い旨みをプラス。オープンからの短期間で品切れになるほどの人気ぶりです。
【食べたメニュー】「ネギ醤油ラーメン」980円(税込)、「極味噌ラーメン」880円(税込)、「チャーハン スープ付き」750円(税込)
INFORMATION
▪️麺屋こたろう
住所 〒080-0013 北海道帯広市西3条南29丁目20
電話 0155-26-6520
営業時間 11時00分~14時30分 / 17時00分~19時30分(LO.30分前)
定休日 火曜日(祝日の場合は前日)
駐車場 有(12台)
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。