作品名：温めれば、何度だってやり直せる チョコレートが変える「働く」と「稼ぐ」の未来
著者：久遠チョコレート代表 夏目浩次
出版社：KODANSHA
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著者：立川談慶
出版社：PHP研究所「立川談志」の落語に魅了されたひとりの男の...
７００名の従業員のうちの６割が障がい者という変わった会社
彼らは一流ののチョコレートブランドとして名を馳せ、多くの人々に「ここで働きたい」「ここでなら私も働けるかも」という夢を与えています。
その背景には、創業者の夏目浩次さんのヒストリーがあるんです。
はい。夢ではなく実在するんです。
決して「社会貢献」をブランドにせず、チョコレートで勝負をする姿勢に胸を打たれます。
そして障がい者を単に「使えない」と切り捨てるのではなく、どうしたら活躍できるのかを考え、実践しているところには、頭が上がりません。
夏目代表が描く理想は、自分たちのやっていることが「当たり前」になる社会。
ね？めちゃくちゃかっこいいでしょ！？
北海道から鹿児島まで、６０ヶ所を超える店舗の久遠チョコレート。
まずは知ることからはじめてみませんか？
札幌、恵庭、旭川、北広島の４ヶ所ありますよ！！私も実際に店舗に行ったことがあります。
夏目代表の人生はドラマチックなくらい凄まじい
冒頭で説明したびっくりするくらい素敵な会社の久遠チョコレート。さぞかし、綺麗な人生を送ってきたと想像しちゃいますよね。
はい。違います。
まず借金１０００万円からのスタートといういきなりのつまづき。それだけでもびっくりなのですが、全然こんなの序の口なんです。一番の衝撃は、自分で立ち上げたはずの社会福祉法人を追い出されているという事実。こんな話は映画の世界かスティーブ・ジョブスのどちらかしか聞いたことがありません。
そんな紆余曲折を経て、今があることに驚きです。
政治家を目指した過去やパン屋を開業した経験など、一見遠回りにも見えるのですが、どの要素も欠けてはいけない必要なものだったとこの本を読むとわかります。
人生で起こる出来事はすべて未来のため。
もちろん渦中ではそんな風に思えないのですが、乗り越えるとそう思える日がくるかもしれませんね。
一歩踏み出すことにビビっているならこの本を読もう
チャレンジとか、一歩踏み出すって言葉はかっこいいですよね。だけど、する方は恐怖とワクワクの感情がスクランブル交差点のように入り組んでいる状況だと思います。勢いではじめの一歩を踏み出そうとするものの、実際のところ足はガクブル。。。膝もガクブル。。。
だからこそ、この本を読み、夏目代表の汗と涙でドロドロのチャレンジを知ると勇気がもらえるのです。
「完璧じゃなくていいんだ」
「失敗してもいいんだ」
そんな風に思えると同時に、困りごとに直面した際の「できない」から「どうしたらできるか」を考える夏目代表の考え方が背中を押してくれます。
まさにそう！壊すことも立派なモノ作りになるという発想には驚かされました。
誰もが手にしたことのあるチョコレート。そのチョコレートを作っている久遠チョコレートの成り立ちを知ることで、あなたもファンになるでしょう。
Profile
小川 洋輝 | ブックカフェ「Sen」オーナー
1985年、北海道幕別町出身。高校を卒業後、福祉施設にて勤務。知的障がい者の入所施設や就労支援施設、障がい児の通所施設の経験を経て一般社団法人青鳥舎を設立。 障がい者の親が安心して死ねる社会を創るために 障がい者雇用のコンサルテーションや障がい福祉サービス事業所のコンサルテーションを行う。2015年10月より自ら障がい児の通所施設を開設。障がい福祉や子育て関連の専門書などが並ぶブックカフェ「Sen（せん）」は2022年4月オープン。23年、絵本『やっちゃれ ほっちゃれ もっきっきー！』（みらいパブリッシング）か出版。毎週金にスマヒロで書評を担当
楽しく生きるためのヒントが詰まったこの１冊は、未来の自分に期待をさせてくれるかもしれません。
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2023.08.04作品名：スタートライン 一歩踏み出せば奇跡は起こる
著 者：喜多川泰
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2023.07.28Book cafe&barなんだけど、ちょっとスナックっぽい賑やかさ
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