作品名:恩送り 私たちの使命
著者:S・Yワークス代表 佐藤芳直
出版社:径書房
2024.08.17作品名:100万回生きたねこ
著者:佐野洋子
出版社:講談社長年愛されている不屈の名作
おそらくほとんどの日本人はこの本のタイ...
とある小説の中で出会い、ボクの人生を変えた。
ほとんど小説を読まなかった若きおがわひろき。そんなボクがたまたま読んだのが「スタートライン/喜多川泰(ディスァヴァー)」
この本については、以前に紹介しているのでこちらをご参照ください。
2023.08.04作品名:スタートライン 一歩踏み出せば奇跡は起こる
著 者:喜多川泰
出版社:Discover18歳と若者の未来の可能性...
この小説の中に登場するのが「恩送り(おんくり)」の著者の佐藤芳直さんなのです。
そこで「この人に会ってみたい」と心が燃え上がり、いくつもの講演会に足繁く通い今や10年の月日が流れました。
それだけ足を運んでいる講演会でいつも語られるのは、この「恩送り」という言葉。
本来の意味は、「誰かから受けた恩を直接その人に返すのではなく、別の人に送ること」とありますが、この本には
「今」を良くして「未来」に手渡すこと。
とあります。
ズッキューーーン はい。ハートを射抜かれた音が聞こえました。
2024年のお正月に起きたJAL機の奇跡の脱出劇、外国人が山手線を見て感動することなど、日本人の特性、そして誇りについても書かれており、背筋が伸びる思いです。
とは言うもののすぐに背中は丸まってしまうのですが、ボクの考え方、志に大きな影響を与えてくれたことは間違いありません。
この本は生き方の指標となる。
胸を張って言い切れる内容です。
「恩送り(おんくり)」とは、誰かのために自分の時間を使えるか
まず、この本の目次を紹介すると
序文 恩送りの国 / Ⅰ部 私たちの本性 / Ⅱ部 人間とは / 跋文 恩送りという生き方
とちょっとお堅い文字が並んでいますが、読んでみると難しいことがはあまり使われておらず、非常に読みやすい。
その読みやすさの中に本質がズドンっと聳え立っているのでバイブルになる人も多いのではないでしょうか。
そして間違えてはいけないのが、この本は「恩を送るといいですよ!」じゃないし、「未来を良くしよう」でもない。
これからの人生を『どう生きるか』
そのことにフォーカスを当てているのだとボクは思います。
自分の軸がブレそうになった時、この本を読み返すことで軌道修正してくれる。
ボロボロになるまで読み込みたいと思います。
一流を目指すなら、間違いなく読むべし。
「一流」
聞くだけでカッコよくて憧れます。そして誰もが自分の好きな分野では「一流になりたい」と思ったことがあるのではないでしょうか?
かく言う私は、障害福祉分野でも一流になりたい、絵本作家としても一流になりたい。もっと言えば、男としても一流になりたい。笑
はい。欲がありすぎて三流っぽさが滲み出てます。
佐藤芳直さんは、「常により良くなろうと努力を重ねる精神、その現在進行形」だと話します。
そして仕事は、「自分の仕事」「あなたの仕事」「誰の仕事でもない仕事」に分かれてるとも言っているのですが、もうおわかりですよね?
一流の人はどう仕事をするでしょうか?
こんな風に仕事観についても学べるのですが、ここで言う仕事とは、お金を稼ぐ仕事のことではなく、家事も含めた作業のことを言います。
若い人にこそ伝えたい古き良き大切なことが詰まっています。
何気なく生きている「今」をほんのちょっとでも良くして未来へと手渡したい。
そんな想いが濃縮された1冊です。
Profile
小川 洋輝 | ブックカフェ「Sen」オーナー
1985年、北海道幕別町出身。高校を卒業後、福祉施設にて勤務。知的障がい者の入所施設や就労支援施設、障がい児の通所施設の経験を経て一般社団法人青鳥舎を設立。 障がい者の親が安心して死ねる社会を創るために 障がい者雇用のコンサルテーションや障がい福祉サービス事業所のコンサルテーションを行う。2015年10月より自ら障がい児の通所施設を開設。障がい福祉や子育て関連の専門書などが並ぶブックカフェ「Sen(せん)」は2022年4月オープン。23年、絵本『やっちゃれ ほっちゃれ もっきっきー!』(みらいパブリッシング)か出版。毎週金にスマヒロで書評を担当
楽しく生きるためのヒントが詰まったこの1冊は、未来の自分に期待をさせてくれるかもしれません。
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2023.09.22作品名:少年と犬
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出版社:文春文庫守り神なのか死神なのか?
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2023.09.15作品名:ポンコツ一家
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出版社:講談社元SM女王様キャラで一発屋芸人の衝撃で笑劇な人生
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2023.09.08作品名:夢と金
著者:西野亮廣
出版社:幻冬舎〝なるほど〟と納得が連続する〝お金〟のお話
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2023.09.01作品名:市場
著者:北川ナヲ
出版社:文芸社幾度の困難を乗り越え、辿り着いた場所は…!?
300年以上の歴史を持つ日本橋市場。...
2023.08.25作品名:ゴミ拾いをすると、人生に魔法がかかるかも♪
著 者:ゴミ拾い仙人 吉川充秀
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2023.08.18作品名:百年の藍
著 者:増山実
出版社:小学館熱い男と、そのバトンを繋いだ熱い人たちの情熱リレー
今となっては、〝あたり前田...
2023.08.11作品名:たゆたえども沈まず FLUCTAT NEC MERGITUR
著 者:原田マハ
出版社:幻冬舎目から大きめの鱗が...
2023.08.04作品名:スタートライン 一歩踏み出せば奇跡は起こる
著 者:喜多川泰
出版社:Discover18歳と若者の未来の可能性...
2023.07.28Book cafe&barなんだけど、ちょっとスナックっぽい賑やかさ
Book cafe&barSenは、読書好きの人と読...