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帯広で映画を観た!シネマ de 十勝 映画『マインクラフト/ザ・ムービー』〜腐女子の“迷い”道案内_Vol.58

帯広で映画を観た!シネマ de 十勝は、帯広で働く腐女子。「総統」と呼ばれた女子が、身の回りの幸せ(美味しいご飯・趣味・脳内妄想など)で足るを知る小市民として、十勝の観光文化検定(とかち検定)上級合格の実力を発揮しつつ、帯広・十勝の話をしつつ、映画を語るコラムです。今週の映画は『マインクラフト/ザ・ムービー』です。

前回のコラム「帯広で映画を観た!」はコチラ

人気のゲーム『マインクラフト』の実写映画化。

といってもゲームをほぼ嗜まないため、実は原典に忠実なのかも、ファンに刺さるだろう個所も分かっていません。
(血縁者にあれやこれやの依存症が多いため、多分やり始めたら時間を溶かすだろうと思うと、怖くて手を出せないのです)

そのため私の確認ポイントは「ゲームの世界観を分かっていなくても楽しめるのか?」でした。

クエストの合間に挿入される、どこで笑ったらいいのか分からないけれどポンポン繰り出される滑り気味のおふざけ。
(この辺が、ジョークとして成立しているのか、それらしいことを言ってスベるのが様式なのかも分かっていません)

頭空っぽにして見る、ザ・アメリカンご機嫌コメディ映画という感じで好感が持てました。

難しいことを考える必要もなく。
シリーズ物ではないため、膨大な過去作品やキャラクターの予習も不要。

ジャック・ブラックのプチミュージカルが始まったり。
ジェイソン・モモアと、ジャック・ブラックのおバカなペアが良いです。

『ズーランダー』や『ナイトミュージアム』のベン・スティラー&オーウェン・ウィルソンの系譜を感じました。
(広い年齢層対象だから、下ネタやおバカ度、突き抜け感などは『ズーランダー』よりも抑え気味ですが)

そのギャグの空気感にノリ切れもしないし、後に何か残るような響き方もしないけれど、見ていて疲れないお気楽ムービーも時には良い!
総統
総統

 

昔懐かしきアメリカの映画・ドラマを彷彿とさせるコメディネタ

事前情報として必要なことは、『ロード・オブ・ザ・リング 旅の仲間』の主人公フロドの容姿とポジションを把握しておくこと、くらいでしょうか。(作品までは見なくていいので、ジャケット写真を見た記憶があれば十分かと思います)

脚本の妙に唸らされたいシリアスな映画好き向けではなく、勢いのあるコメディ好きに向いている作品だと思います。

だからといって、この作品がファミリー向け映画とかお子様向け映画なのかというと、少々疑問でして。

一部ですが、分からない人には分からないけれど、会話中で男同士の「ブラザーフッド」や「ブロマンス」の域を超えた、肌と肌とのぶつかり合いの「におわせ」描写があったわけですが。

「分からない人は分からないなりに、あれをどう解釈しているのだろう?」
「知ってる人に説明求められたら困るー」と、「そういうの、嫌いじゃない」けれど心の中で葛藤が湧き起こりました。

むしろそういう際どいネタの入れ方、昔懐かしきアメリカのコメディ映画・ドラマのノリを感じましたわね。

それなりに面白いは面白くても、どうしてアメリカ本国で若者を中心に爆発的に流行したのは、かーなーりー分かりかねています。

(応援上映で、かーなーりーはっちゃけているらしいですが)
総統
総統

それは、私がゲームの『マインクラフト』を知らないせいなのか。
はたまたお国柄なのか……?

似たフォルムのおじさま2名を見分けられる描き分けがお見事!

ともあれ個人的に一番すごいなーと思ったのは、ジャック・ブラックとジェイソン・モモアが演じるそれぞれのキャラクターの描き分けです!

人の見分けが苦手なこの私。
身長が違うとはいえ、体が大きめなモジャモジャ系おじさま2名がメインキャラクターとして登場する映画だなんて、本来絶望的状況だったのです!

突然ですが、ヴィゴ・モーテンセン、好きな顔立ちなんですよね。
(オーランド・ブルームは更なり)

嗚呼、それなのに!

『ロード・オブ・ザ・リング 旅の仲間』では、ボロミアとアラゴルンの区別がつかなくなること、しばし!!
(ましてやホビットをや!)

というくらい「違いが分からない女」……。

「私のような人間にはこの映画、見分けの難易度が高めなのでは?」と思いきや!!

何と、全シーンで区別がついたし、混乱することがなかったのです!!
総統
総統

 

素晴らしい!!!

ずーっと服が変わらないとはいえ、終始「あれ、これってどっちだっけ?」となることがないくらい、同じお腹「しっかり」系でも、キャラが立っていたのが良かったです。

シュッとしたイケメンは登場しませんが、この作品では「ガタイがいい」系だけでなく、目の保養枠も確保されていました。

エマ・マイヤーズが可愛いかったです。

しかも「いじましい」系かと思ったら、思っていた以上に――という設定も良かったです。

「モモアちゃん」の可愛らしさを堪能したい方におすすめ

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しかし、この作品で一番良かったのは、ジェイソン・モモア!!

190㎝超の恰幅のいい長身でも、コミコンで会った同志からジェイソン・モモアが「モモアちゃん」と呼ばれていたの、納得しました。

余計なプレイをして仲間もろとも窮地に陥らせたり事態を引っ掻き回す、キュートなキャラクター。

これ『インディ・ジョーンズ』だったら、ヒロイン枠ですよね!!!??

私、昔のアメリカ映画って「主人公等があまり賢くないのに賢い設定にしたい時の引き立て役として、見ていて腹が立つくらい余計なことをしてピンチを招いたり、やたらと騒ぐのは、女性か子役の担当」というイメージ(偏見?)を抱いておりまして。

『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』で賢い子役だったキー・ホイ・クァンは、珍しい方だとして記憶に残っているんですけれども。

完全に本作のモモアちゃんは、かつての「女性・子供」のポジションでした!!
(主人公チームで一番体が大きいのに!!)

しかも女・子供が「いらんことしい」なことをするのには「イラッ!」ときてたんですが、モモアちゃんは突き抜けたおバカ役すぎて、嫌な感じが全くしなかったのがよかったです。

そういうわけで、私、この作品のヒロインはモモアちゃんだと確信した次第です。

(同様に、大人になってから『魔宮の伝説』を見たところ、「スピルバーグ監督は女子をむやみやたらと騒がせたいのではなく、好みの女性をキャーキャー叫ばせるのが性癖なのではないか……」と確信しました。)
総統
総統

 

上背のある成人男性だけれど、おバカなジェイソン・モモアの可愛らしさを堪能したい人には是非勧めたい映画です

PROFILE

三崎 裕美子 | 腐女子 / 総統
1980年生まれ。北海道帯広市出身|釧路→新橋のサラリーマン(港区女子)→などを経て基本帯広で働く腐女子。「総統」と呼ばれた女。しかしてその実体は、身の回りの幸せ(美味しいご飯・趣味・脳内妄想など)で足るを知る小市民。十勝の観光文化検定(とかち検定)上級合格。同年生まれのハリー・ポッター氏が通うホグワーツ・スリザリン寮に組み分けされたかったゲラート・グリンデルバルド信奉者。

























































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三崎 裕美子

腐女子 / 総統

1980年生まれ。北海道帯広市出身|釧路→新橋のサラリーマン(港区女子)→などを経て基本帯広で働く腐女子。「総統」と呼ばれた女。しかしてその実体は、身の回りの幸せ(美味しいご飯・趣味・脳内妄想など)で足るを知る小市民。十勝の観光文化検定(とかち検定)上級合格。同年生まれのハリー・ポッター氏が通うホグワーツ・スリザリン寮に組み分けされたかったゲラート・グリンデルバルド信奉者。

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