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帯広で映画を観た!シネマ de 十勝 映画『鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座再来』〜腐女子の“迷い”道案内_Vol.71

帯広で映画を観た!シネマ de 十勝は、帯広で働く腐女子。「総統」と呼ばれた女子が、身の回りの幸せ(美味しいご飯・趣味・脳内妄想など)で足るを知る小市民として、十勝の観光文化検定(とかち検定)上級合格の実力を発揮しつつ、帯広・十勝の話をしつつ、映画を語るコラムです。今週の映画は『鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座再来』です。

前回のコラム「帯広で映画を観た!」はコチラ

劇場版『鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座再来』が、来た ーー!!!

結論から言うと「微妙〜」でした。

これは後に述べますが、作品は全く悪くありませんし、鬼滅ファンが映画館に足を運ぶだけの価値を感じた作品でもあります。

むしろ超強力ドル箱コンテンツとして、全国各地の映画館を潤わせてほしいと願っています。

人を選ぶ作品が地方でも上映されたり、そもそも地方で映画館が維持できているのは、鬼滅や年に1回のコナン君のような作品が支えてくれているおかげだと思うのです。

しかし前回「『鬼滅』シフトで売店も駐車場も窓口も普段より時間がかかるだろうから、時間に余裕を持って行動を」的なことを自分で言いましたが!

警戒した「つもり」で、いつもより早い時間に行っても、上映時間に間に合うように駐車場に止められず、すごすごと帰ってきたくらい混んでいました。

(別の映画を見るつもりだったけれど、上映開始時間が近かったのです……)

見込みが甘かった!全くもって見込みが甘かったです!!不甲斐なし!!!
総統
総統

さすが『鬼滅』。お客さんが多い。

普段、映画館には来ていないだろう層も足を運んでいる作品ですが、その分「鑑賞マナーを理解していない(スマホいじり&おしゃべりする人)がいた」という話が散見されてもいます。

これで映画館に来た人に「映画を見るのって大変」とか「とにかく混んでて不便」「落ち着いて映画が見れない」というイメージがついてほしくないわけですが。

『鬼滅』が例外なんです!!

都市部はどうか分かりませんが、地方の映画館、普段はこうじゃないんです!!!

公開したてでもない限り、隣に人がいたら逆に「この人なってないな」と感じるほど、席選び放題なんです!!

なので、ヒット作品が出てくれると安心する
総統
総統

しかし今は「思い立った時に立ち寄って、受け身で享受できるお気軽な娯楽」という映画の良さの一つである、「思い立った時にフラッと」には向かなくなっています。

(私、本来映画より本読みなのですが、読書って頭の中でローディングするのに労力がいるので、疲れていると格段に敷居が上がります……)

快適に鑑賞したい人で、時期を選べる人は、しばし遅らせた方が良いのではないでしょうか。

選べない人は、余裕を持っての行動が安全です!!
総統
総統

劇場版『鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座再来』が「微妙〜」だと思った3つの理由

①『無限列車編』が良すぎた。

約2時間の中で、映画的にも盛り上がる展開と構成。

そして「煉獄さーーーーーーん!!!!!!(号泣)」

曲も何もかもが噛み合っていた。

『無限城編』の興行収入の初速もすごいですが、『無限列車編』の人気があったからこその上映回数のはずで。

映画としては私は『無限列車編』が断然好きです!!!

『無限列車編』は話がある程度のところでまとまって完結しているし、世界観を知らない「どれどれそんなに人気なら見てみようか」くらいの人にでも薦めることができましたが。

『無限城編』はそうではなく、ファン向けの作品だと思います。
総統
総統

②長すぎた。

原作に忠実なのはいい。

忠実であるがゆえに話の構成が「戦闘→回想→戦闘→回想→戦闘→回想……」の無限城。

この進行で本編2時間35分は見ていてダレるというか、映画の構成に慣れた身には辛かったです。

恐らく、それだと映画というより、アニメのテレビ放送をCM&休憩なしで見続けている感覚に近くて、見ていて疲れたんだと思います。

あと、同じ回の来場客がどんな人たちかというのは運によりましょうが。

私の見た時は、後半になるにつれ全集中できない人が持たなくなってきた気配が漂いだし、気が削がれました。

そりゃあ、(推定)親の方がより見たくて連れてきただろうお子さん達に、2時間35分は長いですって!

飽きた子らの声が聞こえてきても、「イラッ!」というより「そらそうよ」となる上映時間でした。

③特に猗窩座、長すぎ。

これは本当に好みの問題で。

原作通りのエピソードですし、猗窩座好きな人にはたまらないかもしれないんですが。

こっちは「煉獄さんが!!!」という私情がありまして。

「ここまで長く扱わなくても……」とダレていました。

「戦闘→回想→戦闘→回想……」の流れにも疲れ切っていた
総統
総統

個人的に、最も時間をとって扱ってほしかったのは、しのぶさんなんですよぅ!!!!
(猗窩座とタイトルにも入っていて今回メインなんだろうなと明示されているものに対し、完全なる言いがかり)

とこのように、感想というのは自分の趣味・嗜好を自ら晒してる一例でもあるわけですが。

そのため「みんな私の感想に従え! 同調しろ!」とか、誰が「正しい」などというわけもなく。

「こういう価値観の人もいる」と結局映画を通じて自分の趣味・嗜好を晒してるだけの一例でしかなく。

「飲食店の口コミ」の映画版のようなもので、貴重なお金と時間を無駄にしないよう、一個人の感想でも誰かの役に立てばいいなと思って書いています。

作品の感じ方は人それぞれ

自分ではない誰かが苦心してつくった創作物に乗っかっているのに、「勝手に応援」「勝手にジャッジして好き勝手言う」行為は、割と図々しくも浅ましくてしかも偉そう、と自分でも思っています。

原作に忠実で、時間をかけて美々しく映像化してくれていて、原作付き映画化作品として瑕疵はないのに「微妙」とか言ってるの、偉そうじゃないですか?

「映画というコンテンツで上映するなら、原作はそういう話でシリーズものであっても、映画は映画として順序組み替えてても、2時間超えるならなおさら緩急つけたり終盤に向かって盛り上げるなどして、クライマックスを迎えてほしい」
「それぞれのエピソードには胸にくるものはあっても、それって原作の魅力やパワーであって、映画というコンテンツを選んだ甲斐が発揮されていないのでは?」

こんなふうに、「映画版は映画版としてこうあってほしい」とか「こうだったら見やすかったなぁ」という感覚は、あくまで「私の理想の映画」の話でしかなく。

相手に応える義務はないのに、ですよ!?

勝手に「映画はこうあってほしい」という物差しやこだわりを抱えているのは、受け手側の問題なんですけどね……。

言うて「劇場まで足を運んで、決して安くはないチケットを買ってまで見る価値なし!(配信待ってもいいんじゃないですか〜?)」

と感じた作品はここでは触れないことにしているので、決して「悪い」とか「酷い」作品だとは思ってないんですけれども!

ただ、映画『無限列車編』が良すぎたんです!!!!

『無限城編 第一章』も、無限城の描写や、私でも知っている豪華声優陣の演技の力で元は取れたと感じています。

「いい夜だね(童磨:宮野真守)」(これは予告編でやっていたかも)

「私、怒ってるんです(胡蝶しのぶ:早見沙織)」といったセリフ群

「ありがとうございます!!!!!」という感じで、良かったです。

しかしその一方で

「第二章もこういう感じの進行なら、黒死牟にはより興味がないし、混雑すごいし、強いて映画館で見届けなくても私はいいかなー」
とも思っているところです。

「混雑めんどい」「混んでるのタルい」などと、駅前周辺及び映画館が賑わってほしいという気持ちと簡単に矛盾する、汚トメ心は複雑なのでした。
総統
総統
PROFILE

三崎 裕美子 | 腐女子 / 総統
1980年生まれ。北海道帯広市出身|釧路→新橋のサラリーマン(港区女子)→などを経て基本帯広で働く腐女子。「総統」と呼ばれた女。しかしてその実体は、身の回りの幸せ(美味しいご飯・趣味・脳内妄想など)で足るを知る小市民。十勝の観光文化検定(とかち検定)上級合格。同年生まれのハリー・ポッター氏が通うホグワーツ・スリザリン寮に組み分けされたかったゲラート・グリンデルバルド信奉者。






































































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三崎 裕美子

三崎 裕美子

腐女子 / 総統

1980年生まれ。北海道帯広市出身|釧路→新橋のサラリーマン(港区女子)→などを経て基本帯広で働く腐女子。「総統」と呼ばれた女。しかしてその実体は、身の回りの幸せ(美味しいご飯・趣味・脳内妄想など)で足るを知る小市民。十勝の観光文化検定(とかち検定)上級合格。同年生まれのハリー・ポッター氏が通うホグワーツ・スリザリン寮に組み分けされたかったゲラート・グリンデルバルド信奉者。

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