経済雑誌を発行する株式会社経済界が主催する、日本経済界において優れた業績を上げ社会に貢献した経営者を表彰する「第48回 経済界大賞」の授賞式が2024年1月12日、帝国ホテルで開催されました。2023年11月にあべのハルカスを超えて日本一の超高層ビルとなった「麻布台ヒルズ森JPタワー」(330m)を含む「麻布台ヒルズ」を開業したほか、虎ノ門地区に「ステーションタワー」を竣工させ、虎ノ門ヒルズプロジェクトを完工させた森ビルの辻慎吾社長が大賞を受賞。30年以上をかけて都市開発を進め、六本木ヒルズは開業20周年を迎えるなど国際都市・東京の再開発に多大な貢献を高く評価されました。
※詳しくは雑誌「経済界」2月号に掲載されています。
- 【経済界大賞】辻慎吾 森ビル社長
- 【優秀経営者賞】藤江太郎 味の素社長CEO
- 【優秀経営者賞】中村悟 M&Aキャピタルパートナーズ社長
- 【ベストサポーター賞】尾賀真城 サッポロホールディングス社長
- 【地方創生賞】小村勝 北海道日本ハムファイターズ社長
- 【V字回復賞】藤﨑忍 ドムドムフードサービス社長
- 経済界GoldenPitchi2023はグランプリ、審査員特別賞の計3社
- 【グランプリ】冨田啓輔 Hello World代表取締役Co-CEO&野中光代表取締役Co-CEO
- 【審査員特別賞】森山大地Herazika代表取締役/衣斐豊祐Patentix社長
- KIC(Keizaikai Incubation Center)
【経済界大賞】辻慎吾 森ビル社長
第48回経済界大賞が、2024年1月12日に東京・帝国ホテルで開催されました。経済界大賞は、日本経済界において優れた業績を上げ、社会に貢献した経営者に対して毎年行われる表彰式です。祝賀会の乾杯は今年もキッコーマンの茂木友三郎取締役名誉会長です。
今年は、審査委員会(委員長:武藤敏郎・大和総研名誉理事、冨山和彦・日本共創プラットフォーム社長、牛島信・牛島総合法律事務所代表弁護士)の審査によって各賞が決定。
映えある経済界大賞に選ばれたのは、森ビルの辻慎吾社長でした。受賞理由は、2023年11月にあべのハルカスを超えて日本一の超高層ビルとなった「麻布台ヒルズ森JPタワー」(330m)を含む「麻布台ヒルズ」を開業したほか、虎ノ門地区に「ステーションタワー」竣工させ、虎ノ門ヒルズプロジェクトを完工させた森ビルの辻慎吾社長が大賞を受賞。30年以上をかけて都市開発を進め、六本木ヒルズは開業20周年を迎えるなど国際都市・東京の再開発に多大な貢献を高く評価されました。
大賞を受賞した森ビルの辻慎吾社長は「何十年間にわたって東京の再開発に携わってきました。僕は都市開発が大好きなんです。これから見たことのない新しい景色を東京に作っていきたいです」と語りました。
【優秀経営者賞】藤江太郎 味の素社長CEO
優秀経営者賞を受賞した味の素の藤江太郎社長CEOは、前3月期決算で最高益を更新。世界に「うま味」を広げるグローバルカンパニーとして貢献していることが評価。
【優秀経営者賞】中村悟 M&Aキャピタルパートナーズ社長
M&Aキャピタルパートナーズの中村悟社長は、後継者不足に悩む中小企業のM &Aを進めるとともに、給料日本一を9年連続で達成するなど、低賃金国家ニッポンに刺激を与えていることが評価されました。
【ベストサポーター賞】尾賀真城 サッポロホールディングス社長
サッポロホールディングスの尾賀真城社長は、第100回大会を迎えた箱根駅伝のメインスポンサーとして、日本を代表する正月の風物詩である箱根駅伝を支えてきたことの貢献度が評価されました。
【地方創生賞】小村勝 北海道日本ハムファイターズ社長
北海道日本ハムファイターズの小村勝社長は、北海道北広島市に新球場・エスコンフィールドを中心とした北海道ボールパークFビレッジを開業し、北海道を最大限に盛り上げる施設を誕生させたほか、初年度から前年を5割上回る観客動員数を実現したことが評価されました。
【V字回復賞】藤﨑忍 ドムドムフードサービス社長
ドムドムフードサービスの藤﨑忍社長は、日本最古のハンバーガーチェーン「ドムドムバーガー」を運営するドムドムフードサービスで入社9ヶ月で社長に抜擢され、赤字続きのドムドムバーガーの業績を大きく改善、3期連続黒字を達成したことが評価されました。
経済界GoldenPitchi2023はグランプリ、審査員特別賞の計3社
経済界大賞の受賞式では、次世代の日本を担う起業家やスタートアップを発掘し、その挑戦を応援する経済界のビジネスアワード「経済界GoldenPitchi2023」(旧・金の卵発掘プロジェクト)もあわせて表彰。過去12年にわたり開催してきた「旧・金の卵発掘プロジェクト」では受賞者の累計調達額は数百億円となり、上場やM&Aなど、日本を代表する起業家を輩出してきています。
経済界GoldenPitchi2023は、70社超のスタートアップが応募。11月に開催した採取審査会には1次、2次を勝ち抜いた10社が集い、熱いプレゼンを披露しました。
「経済界GoldenPitchi2023」審査員は以下
・各務茂夫(東京大学大学院工学系研究科・技術経営戦略学専攻 経営学博士)
・林野宏 (株式会社クレディセゾン 代表取締役会長CEO)
・関美和(株式会社M Power ゼネラル・パートナー)
・水野 雄介(ライフイズテック株式会社 代表取締役CEO)/ 2011年 経済界Golden Pitch (旧・金の卵発掘プロジェクト) 最優秀賞受賞者
・石井 貴基(千葉道場取締役パートナー)/ 2013年 経済界Golden Pitch (旧・金の卵発掘プロジェクト) 審査員特別賞受賞者
【グランプリ】冨田啓輔 Hello World代表取締役Co-CEO&野中光代表取締役Co-CEO
Hello Worldは、「あなたの街で世界一周」『まちなか留学』、世界の教室をつなぐ『World Classroom』が事業。弁護士の冨田代表の「若者の誰もが留学体験をしてほしい」という思いから生まれた事業で、すでに80校、5万5000人に広がり、売上も1.2億円に到達しているそう。
【審査員特別賞】森山大地Herazika代表取締役/衣斐豊祐Patentix社長
特別賞を受賞した、Patentixhaは「GeO2半導体製品の開発・販売」事業で、立命館大学発の技術をベースにパワー半導体に打って出る野心的な取り組みが評価。また、Herazikaはやるき不要な「やるしかない環境」をオンライン自習室として提供。社会人のリスキリングを促すユニークな環境づくりのアイデアに満ち溢れている点を評価。
KIC(Keizaikai Incubation Center)
「経済界」は、経済界インキュベーションセンター(KIC)を立ち上げました。次世代の日本を担うスタートアップや起業家を支援する、会員制インキュベーション型コワーキング施設「KIC」(キック/Keizaikai Incubation Center)では、これから多くの新たな経営者が誕生することでしょう。経済誌の強みである、多くの政財界とのコネクションを持つ経済界だからこそ、スタートアップの出発点として、新規事業のサブオフィスとして、地方企業の東京進出の足掛かりにはとても良いのではないでしょうか。
【INFORMATION】
◼️会員制インキュベーション型コワーキング施設 KIC(Keizaikai Incubation Center)
公式サイト
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