北海道十勝で世界的な大規模イベントが始まりました。今年で35回目を迎える「国際農業機械展in帯広2023」が6日、帯広市内の北愛国交流広場で開幕。国内外114社・団体が最新の農業機械・機器など約1700点を展示しました。開催期間は10日まで。開催期間中、主催者は約15万人の来場を見込んでいます。スマヒロも総力取材。映像については地元紙「十勝毎日新聞社」に提供することで、十勝のメディア総出でイベントを盛り上げて行きたいと思っています。終了後は、国際農業機械展の総集編動画も制作します。農業王国「十勝」で開催されるビッグイベント。皆で盛り上げましょう。
2日目の様子は以下。ダイジェスト動画もあるよ!
国際農業機械展2023初日は豪華来賓とともに開会式
国際農業機械展は、ホクレンや北海道農業機械工業会、十勝農業機械協議会が主催し、テーマは「農業への挑戦 北の大地から」。国内最大級の農業機械展で、今回は新型コロナウイルスの影響を受けて5年ぶりの開催です。主催者は約15万人の来場を見込んでいます。
初日、開会式が午前10時に行われ、開催委員会の有塚利宣会長をはじめ、藤木眞也農林水産大臣政務官、土屋俊亮道副知事、石川香織衆院議員、中川郁子衆院議員、橋本聖子参院議員、鈴木貴子衆院議員代理の宮野明秘書、ホクレンの篠原末治会長、地元帯広市の米沢則寿市長などが出席しました。
開会式では、主催者代表として開催委員会の有塚利宣会長は「人工知能を活用した作業機など今回の農機展は世界レベルです。主催側として今後の日本農業を支えていきたい。ぜひとも最新の農業の姿をご覧になっていただきたい」と挨拶すると、続いて来賓代表として藤木眞也農林水産大臣政務官、土屋俊亮道副知事、ホクレンの篠原末治会長が祝辞を述べました。
有塚利宣会長
篠原末治ホクレン会長
最後は、地元帯広市の代表として米沢則寿市長が「十勝の魅力を世界に発信する晴れの舞台です。併催しているフードバレーとかち食彩祭2023では約60店舗が出店。未来の農業の姿を感じて食と観光を堪能してください」と歓迎の言葉を贈りました。
米沢則寿帯広市長
橋本聖子参議院議員
国際農業機械展2023と同時開催「フードバレーとかち食彩祭2023」
会場では、国内外114社・団体が最新の農業機械や機器など約1700点を展示するほか、同時開催の「フードバレーとかち食彩祭2023」(実行委員会主催)には、キッチンカーを含めて約60店が並び、初日から多くの来場者の胃袋を満たしました。また、ステージでは十勝小唄振興保存会が郷土芸能として十勝小唄を披露し、食や農業に関するクイズも行われ、訪れた家族連れやビジネスパーソンなどを楽しませました。
とかち青空レディ
朝の雨も、お昼頃にはウソのように晴れ渡り、「フードバレーとかち食彩祭2023」会場は腹ペコの出展者や参加者で大賑わい。出店した約60店舗には長蛇の列も。14時頃には、「完売」の二文字がずらり。
地元十勝の友達家族2組で参加したメンバーは「十勝の食材をこれだけ一気に楽しめる場所はないと思います。豚丼、インデアンカレー、平和園、鳥せいなど、管外、道外から来た方には、ぜひとも十勝のソウルフードを堪能して帰ってもらいたい」と十勝をPR。関西からきたという夫婦は「昨日、駅前の豚丼をはじめて食べました。あまりの美味しさに、ここでも食べています」と舌鼓を打ちました。
群馬県前橋市から視察で訪れた男性は「農業機械の展示会は地元でもありますが、海外のメーカーが集うのはここだけではないでしょうか。最新の農機具や、見たこともない大型トラクターに驚きました。それ以上に、北海道十勝の食の美味しさを堪能させていただいています」と話すと、十勝管外から訪れた家族連れは「私も農業を営んでいますが、今日は家族で来ました。どうしても最新の農業機械やサービスを見たかったのと、帯広の農機展は一般の方でも楽しめるイベントなので、毎回家族できています」と絶賛。
国際農業機械展2023はICT、ロボット技術、自動化など最先端がいっぱい
「第35回国際農業機械展in帯広2023」は、農業分野の将来像や最新技術の発表の場として重要なイベントです。農業の高齢化や担い手不足といった課題に対応するため、多くの企業がICT、ロボット技術、省人化・省力化、自動化など情報通信技術を活用した機器を展示しています。
展示会は1954年に「北海道農機具展示会」として始まり、その後、規模を拡大し、2002年から「国際」という名称で開催されています。
会場へのアクセスについては、北愛国交流広場内に駐車場はなく、札内川河川敷の臨時駐車場やJR帯広駅(とかちプラザ東側)から無料のシャトルバスが運行。「国際農業機械展in帯広2023」は午前9時から午後4時まで(最終日は午後3時まで)開催されていて、入場は無料です。