北海道十勝の経営者や起業家たちも続々と海外進出を目指しています。そんな中、海外で活躍する日本人経営者のネットワーク「WAOJE(ワオージェ)」が、札幌支部の次なる拠点として帯広を目指し、交流会を開催しました。
WAOJE札幌支部が出張定例会 in十勝を開催
WAOJE札幌支部は、札幌圏やタイで店舗展開するリサイクルショップ「モノココ」を運営する湊源道社長が設立し、現在は全国に60店舗の買取専門店を展開するさすがや(東京都台東区)を展開する佐藤貴夫社長が2代目として活動しています。
今回、十勝・帯広地域に目をつけ、地域の経営者たちとの交流の場を提供する出張イベントを開催しました。
「十勝の経営者たちの海外進出意欲は高い」
十勝を訪れた佐藤支部長は十勝の可能性を大いに評価。
と指摘しつつ、今後の経済成長に向け、海外との連携が不可欠との見解を示しました。
また、湊社長も、海外進出の際に現地の経営者から得られる情報の重要性を強調。現地の法律だけでなく、文化や国民感情、商習慣など、リアルな情報が必要だとした上で、2人とも「十勝の経営者たちの海外進出や海外展開の意欲が高いことを感じました。ぜひとも帯広支部を設立してほしい」とエールを送りました。
WAOJEは世界31拠点で活動
WAOJE(World Association of Overseas Japanese Entrepreneurs)は、海外を拠点に活躍する日本人起業家のネットワークで、頭文字を取り「WAOJE(ワオージェ)」と命名されました。現在、世界31拠点で活動しており、そのネットワークは海外進出を目指す日本にとっての重要なビジネスインフラとなると考えられています。
ジビエと十勝食材に舌鼓
今回の交流会は、十勝王国を舞台に、WAOJE会員の経営者と、帯広の経営者たちなど、約30人が集いました。参加者は、十勝の大自然の中でのBBQや、帯広の街中を散歩しながらの乾杯、十勝藁焼炉端の一心での懇親会など、様々な体験を共有。
中でも、十勝のスタートアップ企業で、狩猟者向け情報サービス事業を展開する会社「Fant」を運営する株式会社Fantの高野沙月社長が用意した熊や鹿の肉に、一同が舌鼓を打ち、会話も大いに盛り上がりました。
十勝・帯広地域の経営者たちは、今後の海外進出やビジネス展開に向けて、大きな期待と熱意を持っています。WAOJEのようなネットワークが、その一助となることでしょう。今後の十勝・帯広の国際的な発展が楽しみです。