十勝の大地が育んだ、国産の宝「十勝産小麦」。その豊かな恵みを駆使するシェフの手による一皿を、口にする歓びを想像してみてください。十勝産支援協議会に加盟する料理人の熱い想いと、匠の技が織りなす味わいを、記事にまとめてみました。十勝の真の美味しさを体験してみてください。今回は十勝ボロネーゼで有名なレストランHiroです。
十勝・芽室町産食材とフランス料理のコラボレーション「レストランHiro」
農業でできている! 芽室町の旬の食材を生産者に負けない愛情を込めた逸品に
レストランHiroは、JR芽室駅から徒歩2分に位置する好立地なレストランです。芽室町は約9割が山林と農地で、日高山脈の清水が十勝川、芽室川、美生川に流れ、大地を潤す恵まれた土壌。さらに、恵まれた気候が合わさった、農業に活用しない手はない!そんな土地なんです。そんな芽室町を核とした地元産食材を使用。洋食料理を中心に和洋折衷の豊富なお料理を選べます。ランチ、ディナー共に同一メニューで、カチッとし過ぎていないほんのりカジュアルな店内は、幅広いシーンで利用しやすいでしょう。
十勝の宝物を散りばめたご当地パスタ 十勝ボロネーゼ
ネット辞書「コトバンク」にも記載があるほど知名度、人気ともにある「十勝ボロネーゼ」。十勝管内の料理人が十勝産小麦を応援することを目的に設立された十勝産小麦支援協議会が2012年に考案。10年以上愛され続ける十勝を代表するパスタです。レストランHiro(旧店名:ビストロカフェふぉわぐら)も、初期から企画に参加し、お店にもファンが通い続ける大人気メニューなんです。各店舗で、具材は少し異なりますが、同店では、全国一の生産量を誇るスイートコーンや、枝豆、落花生といった芽室町産の食材を使用。とことん芽室愛が詰まった逸品です。スイートコーンの甘さが、ソースのトマトの酸味を引き立てます。
他にも、芸人・ロバートが虜になった「元祖 豚丼パスタ」、「十勝芽室コーン炒飯」「芽室あんかけ焼きそば Hiroスタイル」などご当地グルメ、定番人気の「十勝産合挽き手ごねハンバーグ」、KAGOMEオムライススタジアム2023 北海道グランプリに輝いた「幸せを呼ぶ黄色いオムライス」などメニューの幅が広いため、誰と行っても楽しめちゃうこと間違いなし!
芽室の人のあたたかさに惚れて移住・開業 芽室に愛されるお店に
料理人として30年以上ご活躍されている高橋 広明氏は、池田町生まれ帯広育ち、中学校の卒業文集には「コックになりたい」と夢を描いていたそう。高校卒業後は調理師専門学校へ進学。帯広市内のホテルで修行を重ねたのち、めむろ新嵐山山荘へ。その時に、芽室町の人のあたたかさに触れ、芽室という土地が大好きに。「『芽室の人たちと生涯お酒を飲みたい』という思いから、1年後には芽室町へ移住、4年後に開業しちゃいました」と笑う高橋シェフ。
オープンから12年経った現在、オーナーシェフとしての顔の他、芽室町観光物産協会 会長、十勝芽室コーン炒飯地域活性化協議会 会長、NPO法人 芽室まちなか応援隊 常務理事など活動の幅は広がり続けます。「十勝ボロネーゼ」や「コーン炒飯」などご当地グルメの開発にも第一線で活躍。店内には、芽室町の18軒の農家で集まった「なまら十勝屋」の野菜の販売も行われ、店内の雰囲気やシェフとの会話からも、地元愛がひしひしと伝わります。その愛に惹きつけられてか、地元のお客様が多いとのこと。
芽室町産ゆめちから95%使用パスタはまるで生パスタ食感
十勝ボロネーゼに使用されている麺は、十勝産「ゆめちから」を100%使用。その中でも芽室町産の小麦が95%ほどを占めているそう。さすが、芽室をとことん愛する高橋シェフ。抜かりがありません。
「ゆめちから」の特徴としては、まるで生パスタのようなモチモチ感とコシの強さ、小麦の甘味。高橋シェフも「他のパスタは、食感がやっぱり違う。物足りなく感じてしまう。香りの良さも別格」と太鼓判を押します。
レストランで提供しているパンは、1938年創業で“十勝でいちばん古いパン屋さん”の旭屋商店から直接仕入れています。旭屋商店のパンももちろん十勝産小麦使用。地域全体で、地場の農業と連携していることがわかります。
■レストランHiro
〒082-0030 北海道河西郡芽室町本通2丁目8-1
電話:0155-67-6400
営業時間:【ランチ】11:00−14:00(LO 13:30) 【ディナー】17:00−20:30(LO 20:00)
休日:日曜(日曜日の営業は応相談)
座席数:30席
駐車場:あり
公式HP
公式Facebook
https://www.instagram.com/restauranhiro/