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フレンチカフェ ル・ボルドー -国産の宝「十勝産小麦」を愛してやまない理由-

十勝の大地が育んだ、国産の宝「十勝産小麦」。その豊かな恵みを駆使するシェフの手による一皿を、口にする歓びを想像してみてください。十勝産支援協議会に加盟する料理人の熱い想いと、匠の技が織りなす味わいを、記事にまとめてみました。十勝の真の美味しさを体験してみてください。今回はカヌレで有名なフレンチカフェ ル・ボルドーです。

本格フルコースに舌鼓 フレンチカフェ ル・ボルドー

ボルドーの思い出 シェフのフランス修行の痕跡

2022年に30周年を迎えた「フレンチカフェ ル・ボルドー」は、本場フランスで修行を積んだ熟練シェフによる本格的なフレンチ料理を提供し、長年にわたり多くのファンの心を魅了し続けています。

扉を開けた瞬間から、インテリアはまるで異国へジャンプしたかのような非日常的な雰囲気に包まれています。オーナーシェフである加藤 和彦氏は、「料理だけでなく、空間全体でヨーロッパの雰囲気を感じてほしい。ホテルのような荘厳な感じではなく、南フランスの家庭で食事を楽しんでいるかのような気分を味わってほしい」と語ります。店名にも込められた思いは、シェフが過ごした思い出の地、フランス・ボルドーからきています。

時折、店内ではピアノの生演奏が行われています。最新情報は、公式HPとFacebookページをチェックすることでご確認いただけます。「フレンチカフェ ル・ボルドー」で、30年の歴史と本格フレンチを楽しんでみてください。

フランスの星付きレストラン「クロード・ダローズ」の味を十勝の食材で

2022年に大流行し、製菓店やコンビニで広く見かけるようになった「カヌレ」。しかし、実はこれは第2次ブームだったのをご存知でしょうか?そして、正式名称は「カヌレ・ド・ボルドー」といって、ボルドー地方の名物なんです。フレンチカフェ ル・ボルドーでは、第1次カヌレブームが到来した1996年頃から、この美味しいスイーツを作り続けています。

シェフは1986年頃に南フランスのホテルレストラン「クロード・ダローズ」で修行。1996年に再会を果たした際に、オーナーシェフからカヌレのレシピを伝承しました。「師匠の味を十勝に継承したい。レシピは忠実に守り、十勝産食材で再現しています」と、シェフの情熱が込められた絶品のカヌレが、ル・ボルドーの店内で提供されています。もちろん、テイクアウトも可能なので、ぜひ一度ご賞味ください。10個以上の注文の際には、事前に連絡いただくことをお勧めします。

ランチメニューも充実しており、例えば「十勝牛サーロインステーキ 特製和風ソース」や「えび・鮮魚のソテー 本日の魚介盛合せ」は2,000円以下のお手頃価格で楽しむことができます。フルコースランチも用意されており、3,080円(税込)でフランス料理を堪能できます。

ディナーメニューには3つのフルコースがありますが、ディナーは完全予約制です。初めてのお客様は、お電話でのお問い合わせが確実です。

フランス料理への情熱と十勝への回帰 30年の想いが詰まった店内

加藤シェフは芽室町の農家で生まれ育ちます。「大人になったら家業を…と子どもながらに考えていました。しかし、父から『好きなことをやりなさい』と言われて。進路に悩んでいたんです。そこで、同級生が大学を卒業する頃に“自分は何者になっていたいか”を軸に考えることにしたんです。もうひとつ、自分の中で“全く知らない世界に入りたい”って気持ちもあって。そんな中、専門学校の情報誌を読んでいる時に、フランス人シェフの写真が目に入った瞬間にビビビっときちゃって。これだ!って思いました。そこから、大阪市・日本調理師専門学校に進学しました。その後、東京・帯広で勤めて30歳でフランスに修行へ。父が農業をやめることになって、そのタイミングで帯広に戻りました」。

「子どもの頃は、農業があまり好きではなかった。だけど、料理人になって食材と毎日向き合う立場になった時、野菜本来の匂いに敏感に反応できることに気が付いた。それが自分の強みだなって。十勝で暮らしていると、日頃から目で見たものをすぐに味として体験できる。素材のルーツを知りたくなったら、すぐに生産者の方とも会える。この土地は、本当に恵まれていると実感しています」と微笑むシェフの笑顔は輝いていました。

シェフは「当店は、お子様連れも大歓迎です。子供たちにとって、フォークとナイフを使った食事はテーブルマナーを学ぶ機会となるでしょう。そのお手伝いができることは嬉しいことです」と微笑みます。

「昨年で30周年を迎えたことは本当に嬉しいです。祖父母に連れられて来店していた子どもたちが、誕生日や卒業、帰省の際に再び来店してくれることもあります。結婚し、子供を連れてくることもあります。長い間続けていると、そうした瞬間に立ち会えることが何よりの喜びで、涙が出そうになることも度々あるんです。これからも、ずっと続けていきたいと思います」と、シェフは未来を見つめています。

加藤シェフは、帯広調理師学校の講師としての顔、そして氷彫刻家としても20年以上活動をされています。冬になると、お店の前で氷像が見られたり、例年おびひろ氷まつりでも展示されています。

十勝産小麦「キタノカオリ」でフランスの味を再現

先にご紹介したカヌレは、十勝産の食材にこだわって作られています。もちろん、メインとなる原料のひとつ、小麦も十勝産「キタノカオリ」を使用。

他地方の小麦との違いをシェフに伺うと「やっぱり一番は香りだね。焼き上がった時の香りが全然違う。カヌレはラム酒を使っているからちょっぴりわかりにくいけれど、パンを焼いた時には一瞬でわかるくらい。はっきりと違いがわかります」とのこと。そこまで言われたら、嗅ぎ比べをしたくなります。

クロード・ダローズのレシピとも相性抜群。南フランスと十勝のコラボレーションをぜひ一度体験してみてください。

■フレンチカフェ ル・ボルドー

〒080-0050 北海道帯広市西16条南5丁目17-9
電話:0155-38-3440
営業時間:【ランチ】11:30-14:00(LO 13:15) 【ディナー】17:30~21:30(LO 20:00、完全予約制)
休日:水曜・木曜
座席数:15席
駐車場:あり
公式HP
公式Facebook

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タカシマ

タカシマ

SUMAHIRO専属ライター

北海道出身。学校卒業後に飲食店や美容関係のサービス業を経験。その後、事業会社で広報を担当。SNSやオウンドメディアの立ち上げと運用をしながらコンテンツマーケティングを学ぶ。現在は趣味の食べ歩きをしながら、得意のSEOライティングで北海道のおいしいやたのしいをテーマに記事を執筆。2022年10月からSUMAHIRO専属ライター。

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