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Mercator-国産の宝「十勝産小麦」を愛してやまない理由-

十勝の大地が育んだ、国産の宝「十勝産小麦」。その豊かな恵みを駆使するシェフの手による一皿を、口にする歓びを想像してみてください。十勝産支援協議会に加盟する料理人の熱い想いと、匠の技が織りなす味わいを、記事にまとめてみました。十勝の真の美味しさを体験してみてください。今回はフレンチコースで有名なMercatorです。いよいよ一般オープンが1/4からに決まりました!まずは1日1組様ずつのご案内となるそうです。

異国を感じる森の中で味わえるフレンチコース Mercator

グランピングリゾートでリフレッシュ ディナーは専用レストランで十勝をご堪能あれ

中札内村にある「フェーリエンドルフ」。とかち帯広空港から車で15分。観光のお客さまからも、十勝在住者からも大人気の施設なんです。ドイツの休暇村をテーマに「中札内農村休暇村フェーリエンドルフ」として1990年代から営業。2021年に、リニューアルを経て滞在型グランピングリゾートへと生まれ変わりました。

東京ドーム約25個分の広大な森の中には、古き良き時代のドイツを思わせるコテージがずらり。その他にも楽しめるポイントがたくさん。2022年7月にオープンしたのが、天然モール温泉と極上のサウナを堪能できる「十勝エアポートスパ そら」。

そして、2023年4月にリニューアルオープンしたのが一軒家風カフェ「Cafe Dinkels」です。こちらは、もともとあったレストラン「ミュンヒ・ハウゼン」がスパのオープンと同時にランチ営業を開始。当初は豚丼や親子丼、カレーなどを提供していましたが、施設の雰囲気に沿った店づくりを目指して4月にカフェとしてリニューアルしたんです。併設の「十勝冷燻工房」とタッグを組み、冷燻を取り入れたハンバーガーやコーヒーを提供しています。

最も旬なのが、2023年5月にオープンした宿泊者専用レストラン「Mercator(以下:メルカトル)」なんです。フェーリエンドルフ全体を「ドイツの日常」とするならば、メルカトルだけは非日常を味わえる空間。凛と佇む真っ白な外観が目を惹きます。

“料理が主役となるように”と、内装も色味を抑え、白を基調としたインテリアで統一されています。こだわりポイントは他にも。「この椅子は30年以上前から使われている物なんです。皮の部分を張り替えて使っています。こうしたところで歴史を感じてもらえたら」と話すのは阿坂 鷹文シェフ。

食の宝庫・十勝の食材を最大限生かしたコースを楽しんで!

メルカトルで提供される料理は、完全予約制の「おまかせコース」のみ。「調理法はフレンチをベースにしています。ただ、『旬の食材をどうしたら1番美味しい状態でご提供できるか』を最優先に考えています。その最適解が王道フレンチではない場合もあると思うんです」。

「だからこそ『どこの国の料理か』という枠には囚われたくないと考えていて。フレンチのベースに加えて、中華だったり、和食だったり、時にはアフリカの国だったりもあり得ます。何カ国かの要素が組み合わさることも。いいとこ取りして、どこにもないここでしか味わえない料理をご提供します」。

つまり、多国籍料理というくくりなのでしょうか?「それも何だか違うなと思っていて。僕の中で1番しっくりくるのは『地球料理』ですね。実は店名もそこから来ているんですよ。世界地図のメルカトル図法ですね」。

お話しを聞いているだけでもワクワクしてしまいます。どんな料理が出てくるのかとっても気になる…!

現在は、施設内に2棟あるラグジュアリーコテージに宿泊のお客様限定で提供している特別な地球料理コース。阿坂シェフが「ゆくゆくは、宿泊者以外の一般のお客様にもご提供できるよう準備を進めています」と話す通り2024年1月4日、一般開放がはじまります。記念日や、自分へのご褒美として堪能するのはいかがでしょう。小さいお子さまには別メニューにて対応可能なので、ご予約の際にお伝えください。

スタイルにとらわれず “最も美味しい料理”をお客さまに届けたい

食材と料理への情熱が溢れ出ている阿坂シェフ。その情熱はどこからくるのでしょうか?「子どもの頃から料理が好きでした。しかし、両親を安心させるために一度は大学へ進学して、一般企業に就職しました。それでも夢を諦めきれず、20代後半で料理の道へ踏み出しました」。

「初めは、帯広市内の多国籍料理店で働き始めました。多国籍というだけあって、様々な国の料理を作るわけですが、今まで聞いたことも食べたこともない物も沢山あるわけで。仕事にも慣れた頃『本家を食べたことが無いのに、自分が今作っている物が正解かどうかわからないな。そもそも正解とは?』と悩み始めて。最終的に『胸を張って美味しいと言える料理を作れたら、こんなに悩むことはない』という結論にいたりました」。

「料理人としての軸を作るためにフレンチの道を歩みました。そのお店での経験が、現在の僕のスタイルを形造る経験になりました」。

「僕は札幌出身ですが、十勝は本当に食材の宝庫ですよね。畑で採れる野菜はもちろん、春は山菜も本当に美味しい。旬の食材がすぐに届く環境って、本当に恵まれていると思うんです。手元に届いた食材を、最も美味しい状態で皆さまに届けていきたいです」。

料理の根幹「小麦」の品種も豊富な十勝はまるで宝箱

メルカトルで使用されているのは、十勝産小麦「春よ恋」「キタノカオリ」「きたほなみ」
の3種をブレンドした「春の香りの青い空」という銘柄。もっちり、しっとりとした食感とほんのりとした甘さのあるパン用小麦。

「パン用ではありますが、汎用性が高く、これひとつで全ての料理に対応できます。様々な品種を比較しましたが、このお店にはこれが1番合っていると感じ、愛用しています」。

「小麦って、料理の根幹にあるものだと思うんです。パン、パイ生地、ベシャメルソース、カスタード…上げたらキリがないくらい。どんな物でも最高の仕上がりになるよう、勉強を続けていきます。店舗のコンセプトとして、十勝産食材にこだわりを持っているので、一皿のほんの一部にしか使われないとしても小麦粉までが地元産って嬉しいですよね。十勝だからこそできることだと思うので」そう笑う阿坂シェフは、十勝の良さをこれからも探求し続けます。

■Mercator

〒089-1368 北海道河西郡中札内村南常盤東4線(グランピングリゾート フェーリエンドルフ内)
電話:0155-68-3301
営業時間:ラグジュアリーコテージにご宿泊の方のみご利用可能
休日:不定休
座席数:20席
駐車場:あり/6台(店舗前)
公式HP

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タカシマ

タカシマ

SUMAHIRO専属ライター

北海道出身。学校卒業後に飲食店や美容関係のサービス業を経験。その後、事業会社で広報を担当。SNSやオウンドメディアの立ち上げと運用をしながらコンテンツマーケティングを学ぶ。現在は趣味の食べ歩きをしながら、得意のSEOライティングで北海道のおいしいやたのしいをテーマに記事を執筆。2022年10月からSUMAHIRO専属ライター。

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