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Dining&Wine Anna Anna-国産の宝「十勝産小麦」を愛してやまない理由-

十勝の大地が育んだ、国産の宝「十勝産小麦」。その豊かな恵みを駆使するシェフの手による一皿を、口にする歓びを想像してみてください。十勝産支援協議会に加盟する料理人の熱い想いと、匠の技が織りなす味わいを、記事にまとめてみました。十勝の真の美味しさを体験してみてください。今回は十勝ボロネーゼで有名なDining&Wine Anna Annaです。

Dining&Wine Anna Anna

カウンターを中心に笑顔が集まる幸せのひととき

帯広市西1条南10丁目にある「Dining&Wine Anna Anna」は、北の屋台出身の洋食料理屋。その名残もあり、カウンターがメインとなる店内はテーブル席を合わせて16席。

特徴的なカウンターを作ったのは彫刻家の相原 正美氏。実は、北の屋台を象徴する像「いきぬきん」の生みの親でもあるんです。このカウンターは「ハッピーリボンカウンター」と名付けられ、営業中には多くのお客様がシェフの周りに集まり、賑やかで楽しい雰囲気が漂います。十勝産の素材を生かした料理と相まって、幸せなひとときが集まります。

フランスを主要とした洋食料理を十勝産食材で

提供している料理のほとんどを十勝産食材使用。中でも十勝を全力で感じられるメニューが「十勝ボロネーゼ」。麺は、帯広・保刈製麺の十勝産小麦を使用した生フェットチーネを使用。ソースに使われる具材、ごろごろ入っている豆類も全てが十勝産!地元の人のみならず、観光できている人にも全力で十勝を感じてもらえます。

他にも人気メニューがたくさん。老若男女問わず大人気なのがタルトフランベ。あまり聞き馴染みのないお料理ですが、一言で表すと「フランス風ピザ」。アルザス地方の田舎料理で、薄めの生地にフロマージュブラン(非熟成チーズ)を塗り、玉ねぎ、ベーコンを乗せ、ナツメグとオリーブオイルが香るお料理。「生地はパリパリとしていて、軽い食感。味付けもさっぱりとしているので、ペロリといけちゃう」と常連さんも口を揃えます。

お昼には「日替わりランチ」を求めて、周辺の会社員で賑わいます。お昼は1種類のみの提供なので、必然的に目の前に届くスピードも早いのでビジネスパーソンにも嬉しい。メイン料理の他に、ご飯、汁物、サイドディッシュ(卵料理とサラダ)が付いて700円(税込)は破格のお値段。メインは毎日変わるので、週5で通っても楽しめます!

お弁当のテイクアウトも行っており、オードブルのご予約も可能。ホームパーティーにもぴったり!

店名の由来は憧れのイギリス人女性シェフ・アンナ

オーナーシェフの下川 泉巳氏が料理人を志したのは中学生の時。「夕方にお腹を空かせた友人に焼き飯を振る舞ったのがきっかけなんです。一口食べた瞬間にみんなが笑顔になって『うまい!うまい!』って喜んでいるのを見た時に、こんなに嬉しいことってないんじゃないかって感じたんです。自分がやりたいのはこれだ!って心の底から思えた瞬間です」と語ります。

高校卒業後に、大阪市阿倍野区にある辻調理師学校(現:辻調理師専門学校)に入学。卒業後8年間、関西で勤め上げ、師匠の指示で帯広へ。ホテル日航ノースランドの立ち上げから携わることに。8年勤め上げた後、北の屋台で開業して3年半後に現在の店舗へ移転。

「ホテルのシェフは、学べることも多くもちろん楽しく働いていました。ただ、お客様から『フォワグラが食べたい』『トリュフを出して』と要望をもらう度になんだか違和感を感じていたんです。十勝にはこんなにも新鮮で美味しい食材で恵まれているのに、それ以外の物を欲しがる人が多いのが不思議で。地元産食材を使って自分で表現がしたい。自分に嘘を付かずにいられるなら後悔はないと思い、開業に至りました。18歳の頃からの夢でもあったので」。

私がずっと気になっていた店名の由来についてもうかがいました。「調理師学校への進学する直前に、校長である辻 静雄氏の著書を片っ端から読んでいたんです。“フランス料理の手帖”というエッセイ集の一節に“アンナの手帖”という物語が載っていて。端的にお話しすると、イギリスからフランスへ向かう船の中に捨てられていた女の子が、苦境の人生の中でも、生涯料理だけは続けていくー。」

「これを読んだ時、18歳の僕の中で何かがひっくり返りました。親にも社会にも何となく憤りを感じていたけれど、自分は何て恵まれているんだろうって。何かが足りなくて困った経験なんてないし、それは親のおかげなんだって実感したんです。それと同時に、僕も料理人になると決めたからには一生料理を続けたい。アンナのように。いつか自分のお店を持ったら、アンナの名を必ず入れようとこの時から決めていました」

シェフの想いが店名にも料理にもたっぷりと込められていることが、ひしひしと伝わります。

十勝産小麦へのこだわり

同店で使用しているのは、超強力小麦「ゆめちから」。北海道初の超強力小麦優良品種です。パン、中華麺、生パスタなど幅広く利用できるのが特徴です。汎用性の高さから、日本の自給率の向上と地元の産業を支援する重要な役割を果たす品種として期待が集まります。

シェフは「ゆめちから」を他の超強力小麦品種と比較した時に、「もっちり感」が段違いだと語ります。 もっちりとした感触は、料理のテクスチャーや食感においてとても重要で、この特性が 「ゆめちから」を他の小麦品種から区別する大きな要因なのは間違い無いでしょう。「ゆめちから」の存在が、シェフの料理に独自の風味や食べ応えをもたらしていることで、料理の魅力をさらに引き上げています。

■Dining & Wine Anna Anna

〒080- 北海道帯広市西1条南10丁目8 立花ビル1F
電話:090-1384-6688
営業時間:【ランチ】11:30~14:00 【ディナー】18:00~22:00(LO 21:30)
休日:日曜・月曜・祝日
座席数:16席
駐車場:なし
公式X
https://www.instagram.com/anna_anna920/

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タカシマ

SUMAHIRO専属ライター

北海道出身。学校卒業後に飲食店や美容関係のサービス業を経験。その後、事業会社で広報を担当。SNSやオウンドメディアの立ち上げと運用をしながらコンテンツマーケティングを学ぶ。現在は趣味の食べ歩きをしながら、得意のSEOライティングで北海道のおいしいやたのしいをテーマに記事を執筆。2022年10月からSUMAHIRO専属ライター。

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