
牛とろフレークとは?十勝スロウフードが生んだ新感覚ごはんのお供
牛とろフレークは、「牛肉を生ハムと同じ製法で加工し、フレーク状にしたもの」です。
生肉ではなく“非加熱食肉製品”というカテゴリに属し、食品ジャンルとしては生ハムやサラミと同じく火を通さずに食べられる食肉加工品になります。

この商品最大の特徴は、”あたたかいご飯にふりかけて食べる”という新しいスタイル。
お好みで薬味や卵黄を加えるとより贅沢!
冷凍状態で届くフレークを、炊き立ての熱いご飯の上にそのままかけるだけで、牛肉の脂がじんわりとろけ、旨みと甘みがふわっと広がります。
専用のたれやわさび醤油でももちろん美味しいですが、お好みで薬味や卵黄を加えると、より贅沢な味わいに。
口どけ・風味・使い勝手の三拍子が揃った「ちょっと贅沢な新感覚のご飯のお供」として、多くの人に親しまれています。
十勝スロウフードが牛とろを生んだ理由と、その進化の物語
牛とろシリーズの歴史は、1991年にさかのぼります。
もともとは「ウチの牛を一番美味しく食べる方法とはなんだろう?」という牧場主さんの思いから、北海道・十勝で開発が始まりました。
1997年には、今に繋がる「牛とろフレーク」が誕生。
当初は生食用の牛肉として提供していましたが、2011年に施行された法改正により、牛肉の生食は非常に難しいものとなってしまいました。
このとき、既存の基準に沿って加熱処理を行う方法も検討されましたが、肝心の「とろけるような口どけ」と「脂の甘み」が損なわれてしまうという課題に直面。

その想いを胸に、十勝スロウフードは”牛とろ本来の味”を守るため、まったく新しい製法に挑む決意をしました。
そうして試行錯誤の末にたどり着いたのが、生ハムの製法を応用した“非加熱食肉製品”という新たなジャンル。
安全性を確保しつつ、限りなく“生”に近い味わいを再現することに成功したのです。
2011年には新工場も完成し、北海道HACCPの取得をはじめとする厳格な衛生管理体制も整備。
牛とろフレークは、作り手の変わらぬ想いのもと、新たなかたちで進化を遂げました。
“変わらぬ味”を届ける、十勝スロウフードの信念
牛とろフレークが、時代の変化を乗り越えながらも“変わらぬ味”を届け続けられるのは、この商品を生み出した人たち、そしてその想いを受け継ぎ、今も現場で作り続けているスタッフたちの存在があってこそです。

北海道・十勝に拠点を構える十勝スロウフードは、1990年代より牛肉加工に取り組み、“素材の持ち味を最大限に引き出すこと”を信念に、日々製造と品質管理を行っています。
創業以来守り続けているのは、「味」「安全性」「理念」に一切の妥協をしない姿勢。
本家としての責任と誇りを胸に、今日も変わらぬ味を届け続けています。
十勝スロウフードの素材・製法へのこだわり
牛とろフレークをはじめとした商品を通じて、私たち十勝スロウフードが伝えたいこと。
それは、「どんな牛を使うか」よりも、「どう育てられた牛なのか」が、最終的な“味わい”を決めるということです。

十勝スロウフードの牛肉は、十勝管内の提携牧場で、ストレスの少ない環境のもと、牧草を中心にゆっくりと育てられた牛を使用しています。
脂の融点が低く、口の中でとろけるような食感と、しっかりとした旨みを感じられる牛肉は、こうした育て方の賜物です。
さらに、私たちは“安全性”を最優先に製造を行っています。
北海道HACCPの取得に加え、地元保健所と綿密に連携した衛生管理体制を構築。
「非加熱食肉製品」というジャンルであっても、安心して召し上がっていただけるよう徹底した品質管理を行っています。
元祖・牛とろの味を届け続けるために──安心と想いを込めて
「牛とろフレークって何だろう?」

そんなふうに気になってこの記事を読んでくださったあなたに、私たち十勝スロウフードからお伝えしたいことがあります。
私たちが牛とろフレークを通して届けたいのは、驚きや感動だけではありません。
食べた人が思わず笑顔になるような、そんな“幸せな時間”そのものです。
だからこそ、素材の育て方から製造環境の細部に至るまで、徹底的にこだわり続けています。

自分の子どもにも安心して食べさせることができる──
そんな製品づくりを、これからもずっと続けてまいります。
もしまだ牛とろフレークを体験したことがないなら、ぜひ一度、この味に触れてみてください。
“元祖”としての誇りと、作り手の想いが込められたこの一皿が、あなたの食卓に、新しい食の体験と幸せを届けてくれるはずです。

