newstyleパラレルキャリアのススメ
みなさまこんにちは!十勝で天然素材の洋服を作るデザイナー小野寺智美が日々の生活を綴る「日々空色journal」。地方でものづくりやパラレルキャリアを目指す方へ、また、十勝暮らしに憧れている方々にも日々の彩りをお届けできたらと更新していきます。
前回のコラムは以下
これからどんな生き方がで出来るか?
いきなり「人生のテーマ」となるような大きな話題をタイトルにしてしまいましたがw
冒頭にも書いているように、「地方での新しい働き方」を模索している方にも向けて発信したい思いもあってこのコラムを書いています!ここ最近の十勝は様々なお店の閉店など寂しい知らせも多い中で新規開店するカフェや、店舗の情報もあり、さらなる変化の時期を迎えているように思います。
「目に飛び込むものが自分を作っているとするならあなたは何を見て、どう過ごしたいですか??」と初回のコラムで書きましたが、「これからなんでも好きなことしていい!」と言われたらどんなことがしたいでしょうか?
初回のコラムは以下
どんな働き方がしたいか?
「もっとこうだったらな〜」なんて思っていることがあるなら勿体無い!!
いまは副業ならぬ複業という言葉もあるくらい、やりたいことを少しずつチャレンジしやすい時代。そんな中で今一度、思い描けるとしたら、、、?考えてみるだけでワクワクするでしょう!
しかし「どんな働き方がしたいか?」と一言聞かれてもぱっとは浮かばないかもしれません。なので具体的にイメージするために、、細かく砕いてみると……。
1,「普段1日何時間仕事していますか?」
きっと20代未婚の方なら8時間前後でしょうか!はたまたお子さんのいる女性ならパートで3〜4時間、という方もいるのではないでしょうか?そんなふうにまず「時間」で考えるなら……。
1日何時間、どのような時間帯に働くのが好きでしょうか?
2,「どんな職種の仕事がしたいですか?」
今している仕事に満足な方はそのままかもしれません。でも、もっと自由に、やりたいことを仕事にできるのなら、、??と自由に自由にイメージしてみたら、今のあなたはどんな職種の仕事をしたいでしょうか??
3、「どんな働き方スタイルですごしたいですか?」
そしてここ、「どんな働き方スタイル」というのは、、究極自由に!!「月1回10時間だけ」や、「毎週月曜午前中だけ」など。やりたい職種が沢山出てきた方は「火曜日はこの仕事で、水曜日はあの仕事で」と自由な組み合わせで、「時間、やる仕事」をライフスタイルのなかでどんなふうに描くか?をイメージしてみたらいいかもしれません。
なぜ今日はこんなことを書くかというと……。
振り返ればわたしも事業を立ち上げる直前、前進ショップとなる雑貨店を富良野で営んでいたころ、週の半分をアルバイト、週の半分を自分のお店の開店日。とスタートしたんです。
中富良野町で営業していた前進ショップとなる雑貨店
そこから1年半後、新しい場所を借りて事業の立ち上げと、新規店舗としてオープンし、今に至ります。最近は「事業はどうやってスタートしたらいいのでしょうか?」と相談を受けることが多くなりました。そんな時間の中で振り返ると、「やりたいと思った仕事(服作りとお店の運営)」を私は、「どうやったら?」と少しの悩む時間のあとは、「場所を探してみよう。」「やれることをやってみよう。」とできるかぎり足を動かしながら動いていった気がします。
その後富良野市で開業し開店したアトリエショップ
パラレルキャリアの時代
今やパラレルキャリアの時代。
「パラレルキャリア」とは本業を持ちながら、第二の活動をすること。 第二の活動には明確な定義はなく、別の企業への就職や自営業、ボランティア活動のような社会貢献など、収入を目的としないさまざまな場所での活動を指しています。
「事業をどうはじめたらいいの?」と相談くれたり、悩んでいる方へ、「大丈夫!今やれることは何?って考えて進んでみよう!」そういう気持ちをいつも送っています。
そして選択できる道は「いきなりすべてを捨てて新しい仕事に飛び込む」という1本線だけじゃない。
今やっている仕事と重ねて新しく活動を始めてみたり、第二の活動として「自分のやりたいこと」を少しずつでも進めていくこと。小さな行動の積み重ね、それが大きなはじまり。
そんなふうに自分なりのnewstyleをつくる、そんな気持ちでパラレルキャリアとしてススメてみる
のも良いでしょう!!それはセルフブランディングするっていうことだとおもいます。
自分の進む道、相談してみたいって方はこんな相談窓口も実はやっています。
なによりこの先も色とりどりに、ワクワクできることを自分自身で増やしていけたらいい!!
それを自分も探し続けていきたいし、誰かの背中も押していきたい!
そうおもっています。
Profile
小野寺 智美 | ファッションデザイナー | 経営者
1983年生まれ。十勝在中。ファッション専門学校時よりファッションショー企画を続け10年で約300型を発表。2014年に事業を立ち上げ「自社製造の天然素材ブランドSjundehimlen.」をスタート。2023年野菜など天然原料染めのブランドを立ち上げ。「基本受注生産」の捨てないアパレルとして発信中。地方でものづくりを生業とする中での日々の気づきや、十勝暮らしで感じたキラッと素敵な瞬間を綴ります。