みなさまこんにちは!十勝で天然素材の洋服を作るデザイナー小野寺智美が日々の生活を綴る「日々空色journal」。地方でものづくりやパラレルキャリアを目指す方へ、また、十勝暮らしに憧れている方々にも日々の彩りをお届けできたらと更新していきます。本日の1着は、葡萄染めが美しいブルーグレーのトップス×重ね着に活躍するコットンリネンのジレ風ベストです。染めブランドClawl.to Sjunde himlen.この季節の限定品です。
前回のコラムは以下
今日のコラムは「店主と話したくなるお店」紹介vol 2です!
店舗を持たず、イベント時のみ出現する幻の!?ビール屋「青熊笑店(あおくましょうてん)」をご紹介します。出店するイベントのテーマや、地域の色に寄り添ったビールを選びをし提供してくれる!夫婦で営むビール屋さんです。
「今日はどんなビールが飲みたい?」
あなたは1日を終え「お疲れ様の一杯」のビールを選ぶとき、、どんなふうにお選びになるでしょうか?選ぶといっても、誰もが知っている好きな銘柄の中からであったり、新製品をたまに試してみる、くらいでしょうか?そんな概念を良い意味でぶち壊してくれる!青熊笑店さんは、「今この瞬間あなたにぴったりな一杯」を提供してくれるのです!!!!
「出店するイベントのテーマや、地域の色に寄り添ったビール選び」を意識しているという青熊笑店。
夏に芽室町で行われた音楽イベントでの出店時「今日のおすすめ、ありますか?」と聞いたら店主のあおいちゃん、素敵な笑顔で「今しか飲めない、本日のおすすのクラフトビールがあります!!」と提供してくれたビールがまたたまらなく美味しかった記憶があります。そのビールはどんなものかというと、、白樺樹液を使用したクラフトビール『森の雫』。
この季節にしかでないという希少なもの。それはなぜかって?
「こちら美深白樺ブルワリーの『森の雫』です。 仕込み水に水を使わず、春に美深町で採れたた白樺樹液を使用した贅沢なビールとなっており森が香るすっきりしたのどごしのセゾンスタイルのものです。」と、差し出してくれました。どうでしょう!!このお話を聞くだけで飲む前からワクワク!こんなビールがあるんだ!と出会えた喜びが沸いてきます。
そして一口目の味わいがより豊かに、そして丁寧に飲みたくくなる、、、!!実際飲んでみて、、、セゾンスタイルというだけあって暑い夏にリフレッシュ感味わえる喉越しと、白樺樹液の香りをほんのりと味わえる一杯に。♪一杯頼むごとに「ビールにまつわるいろんなお話し」が聞けるのでついつい私もこんな真剣な眼差しで聞いてしまいます。。。♪
タップにつないだ今日のいちおしも飲めます。
美味しいクラフトビールを飲む、、、と言っても飲めるのは瓶に入ったクラフトビールだけではありません!
「その日の一押し!」ビールをタップにつないで提供もしています。泡がクリーミーで最高に美味しい一杯を用意してくれるのです!!また、「おつまみ」も十勝食材を中心に葵さんが作ったもの。魅力的なものがテーブルに並びます。どうでしょう??もうここまでで青熊笑店さんが提供するビールを飲んでみたくなった方、いるのではないでしょうか?(書いている自分も今、飲みたい気分であります。笑)
夫婦ふたりで選ぶビール。
さて、青熊笑店が夫婦でビール屋さんを本格スタートしたのは2024年3月。そのデビュー戦はこちらでも一度ご紹介しました natural&organic store tou/tell の周年記念イベント。
音楽イベントでビールを提供。そのデビュー戦にも私は足を運んでおりましたが美味しいビールと二人が醸し出す柔らかい空気に人々が惹きつけられビールブースも大盛況だったのを覚えています♪
また夫婦ふたりともジャパン・ビアソムリエの資格を持つという青熊笑店。そんな葵(あおい)ちゃんと凱斗(かいと)くん、提供してくれるビールもさることながらお話しするとゆったりといい空気が流れてくる癒し系の二人。おふたりとも人としても魅力的なのです。もともと妻の葵(あおい)さんが学生時代にビールの多様性や美味しさに目覚めビール検定2級を取得。卒業論文のテーマにしていたくらいのビール好きだったそう。その後、凱斗(かいと)さんと出会い結婚し「夫婦で一緒に”なにかやっていきたいなぁ」という思いが芽生え、2人共心からわくわくして熱を注げるものが”ビール”だと気づき、青熊笑店がスタート!
始まったばかりの二人の旅路。叶えていきたい夢を追いながら出店スタイルでビールを提供していく旅はこれから長く続きそうです。
100歳になっても夫婦で仲良く
そんなお二人にこの先の夢をお伺いすると、、、、!『夢は、100歳になっても夫婦で仲良くビールを飲んでいることです。 私たちは夫婦としてもビール屋としても駆け出しでまだまだですが、最終的に自分たちのブルワリーを持つことを目標としています!』との言葉が。二十代のふたり。まだまだこれからチャレンジが続くことと思いますが、その言葉を聞いた時、その夢をぜひ叶えてほしい!走り出したばかりの青熊笑店から目が離せない!と感じたのでありました。
さて!!そんなお二人が提供するビールが飲める今後の予定はこちらです▽▽▽
【2024年9月出店予定】
幕別makura showcase1F ギャラリーカフェCarita.にてビールとドリンク提供予定
この日は私も出展します!!
染めの洋服や、秋の天然素材服もお持ちするので合わせて楽しんでいただけたらとおもっております♪それに道東では普段手にすることができない、見ることができない作家さんも多数のイベント!!来場必須のおすすめイベントです。
■10月には広尾町とコラボしたサンタビールのお披露目も!!!
『広尾町サンタランド40周年を記念して、広尾サンタビールが誕生します!ビールはクリスマスツリーをイメージし、広尾町産のトドマツを使用しています。アルコールが苦手な方でも飲みやすくすっきりとした飲み口となっています☆ 10月26日(土)に行われる点灯式で初お披露目されます。 持ち帰り販売もできる予定です。 クリスマスに飲む特別なビールとして、お祝い用、プレゼントにいかがですか?』とワクワクするメッセージもいただきました!
詳しくはこちら広尾サンタランド40周年特設記念ページにて!
また『出店依頼もどしどしお待ちしてます』とのこと。まずは素敵な二人に会いに、直近のイベントに足を運んでみてはいかがでしょうか??♪
これからもコラムの中で十勝の魅力的なひと、もの、コトなど紹介していきます!
過去の記事はこちらから。
ものづくりへの想いなど綴っているものはこちら。
Profile
小野寺 智美 | ファッションデザイナー | 経営者
1983年生まれ。十勝在中。ファッション専門学校時よりファッションショー企画を続け10年で約300型を発表。2014年に事業を立ち上げ「自社製造の天然素材ブランドSjundehimlen.」をスタート。2023年野菜など天然原料染めのブランドを立ち上げ。「基本受注生産」の捨てないアパレルとして発信中。地方でものづくりを生業とする中での日々の気づきや、十勝暮らしで感じたキラッと素敵な瞬間を綴ります。