みなさん「ズンドコベロンチョ」を知っていますか?そうそう、あの「ズンベロ」です!知らないんですか?
Aさん
Bさん
Aさん
Bさん
これでは会話が進みませんね。
さて、同じように「イニシアチブを握ることが大事」「ガバナンスが効いてないね」「サステナブルな生活をしよう」などのカタカナ用語を並べられてわかりますか?
さらに、以下の文章はどうでしょう。
「今回のプロジェクトはアジャイルでお願い。そのためにも、ジャストアイデアだけど、KPIを設定して、マイルストーンで進捗状況をチェックしていこう!これでアグリーね」
では、カタカナ言葉の入らないこちらはどうでしょう。
天気予報でよく聞くあのフレーズです。
「気圧の谷が通過するため、暖かく湿った空気で大気が不安定となり、雷を伴った強雨や竜巻などが発生することがあるでしょう」
「気圧の谷」ってどういう意味でしょう……。
私は意味もわからず、なんとなく当たり前のように聞いていました。
コラム冒頭の「閑話休題」と「潜り」と一緒です。
一方、「ズンドコベロンチョ」ですが、これは、過去にフジテレビで放送された「世にも奇妙な物語」という番組の短編作品。
主人公はエリートサラリーマン。
知識豊富で、会議では難しい言葉を並べてまくしたて、部下たちは萎縮しています。
ところが、主人公はある日「ズンドコベロンチョ(略してズンベロ)」という謎の言葉を耳にします。
周囲は、老若男女が知ってて当たり前という態度。知らないのは主人公だけ。プライドが許さず、知ったかぶりで通すが、最後は知らないことがバレて大炎上。というストーリー。
まさに、驕り高ぶる“自称”知識人を揶揄したドラマでした。
知らない言葉でまくしたてられた人を想像してください。
こんな声や姿が思い浮かびませんか?
「カタカナばかり並べやがって」と怒るシニア世代。
「あのシニアの言っていることがわからない」と悩むジュニア世代。
どちらも困っているんです。
私はコミュニケーションミスの多くが、発信者側の責任にあると思っています。
「伝えた」だけでは期待する成果は得られせん。「伝わる」ことで、初めて結果に繋がるんです。
そんな私も、ズンベロと一緒だと反省しています。
これからは、相手への配慮を忘れず、伝わるコミュニケーションをとっていきませんか?
余談ですが、このコラムはAIチャットボット「Chat GPT(チャットGPT)」にプロンプトを入力して書きました……。伝わりませんねw