見て嬉しい！ 遊んで、ふれあえばもっと楽しい「おびひろ動物園」を再発見ルポ

こんにちは。十勝歴30年超の地元っ子・スマヒロライターです。先日久々に「おびひろ動物園」に遊びに行ってきました！ 何度も出かけたくなる、いつ訪れても新しい発見とワクワクをくれる帯広観光の大定番ですが、あらためて園の基本情報をおさらい。北海道の動物園といえば「旭山動物園（旭川市）」が有名。でも、行けばきっと「やっぱり、おびひろ動物園ってなごむよね〜！」とその魅力を実感できるでしょう。

「おびひろ動物園」とは？

「円山動物園（札幌市）」に次ぎ、道内で2番目に長い歴史をもつ「おびひろ動物園」が開園したのは昭和38（1963）年のこと。帯広市の中心部にある市民の憩いの場「緑ヶ丘公園」内にあり、現在は60種を超すユニークな動物たちが飼育されています。また、日本で初めて“熱帯動物の耐寒飼育”に成功。本来は暑い国に棲むライオンやキリンが北の大地で躍動する姿を間近にみることができます。

おびひろ動物園

まずはアニマルウォッチング。北海道でしか出合えない「エゾ◯◯」たちも！

動物園の入口は「正門」と「南門」の2カ所。正門側からは「北海道立帯広美術館」の裏手や野草園の木々が茂る静かな小径が延びており、動物園へと続く良きイントロダクションに。一方、南門は駐車場に入口が隣接し、150台分のゆったりとしたスペースがあるので駐車が不安な方はこちらが便利です。園内はぐるっと回り込めるように設計されているので、ルートに沿って順番に見学しましょう。週末やイベント時には家族連れなどで賑わいますが、それほど混み合わずほのぼのとした雰囲気なのでベビーカーの利用も安心です（無料貸し出しあり）。

20以上の動物舎があり、トラやライオンといった迫力ある猛獣から目が釘付けになるくらい愛くるしいレッサーパンダやカピバラ、小動物まで、バラエティに富んだ顔ぶれが出迎えてくれます。なかでも「エゾ」と名のつく北海道固有の動物たちに注目。エゾシカ、エゾリス、エゾユキウサギにエゾモモンガも……。本州ではお目にかかれない“エゾ系”のオールスターが勢揃いです。

動物好きにはたまらない「1日飼育係」＆ユニークな催し物にテンションMAX

数あるイベントのなかでも、撮影を忘れるほど夢中になってしまったのが「1日飼育係」なる疑似体験です。その名の通り、ベテランの飼育員さんの指導のもと1日を通して動物のお世話や動物舎の清掃を担当するというもの。見ているだけでも十分楽しい動物園ですが、やはり動物たちと直接ふれあうことで心の距離がグッと縮まり、動物園の裏側のお仕事を垣間見ることも。参加には事前の申し込みが必要なので、各種イベント情報は動物園のHPでご確認を。動物園の公式ブログもチェックしておくとよいでしょう。

イベント情報

おびひろ動物園公式ブログ

動物園にプラスαのお楽しみ。“昭和レトロ感だらけ”の遊園地を遊び尽くしたい！

レストランやカフェがあり、地元の食材を使ったローカルグルメなども楽しめる「おびひろ動物園」。さまざまな楽しみ方ができる動物園のもう一つの顔が、昭和38年の創業当初から親しまれている遊園地です。園内のほぼ中心部にメリーゴーランドや回転ボートといった遊具が設置され、高さ36メートルの「空中観覧車」からは帯広の市街地はもちろん、十勝の山々が織りなす大パノラマを望むことも！ 遊具で遊んだり、お弁当を広げてピクニックを楽しんだりと、一日中飽きることなく過ごすことができます。

【Information】

所在地：〒080-0846　北海道帯広市緑ケ丘２
電話番号：0155-24-2437
開園時間：9:30〜16:30（10月〜11月上旬は9:30〜16:30、12～2月の土・日曜、祝日は11:00〜14:00)
定休日：12～2月の月～金曜(祝日の場合は開園)、3月～4月下旬、11月上旬～11月30日
入園料：一般420円、高校生210円、65歳以上210円
アクセス：帯広駅から車で約7分。十勝バス・大空団地行きで約18分、バス停「動物園前」下車、徒歩5分。拓殖バス・南商業高校線・帯広の森線で約7分、バス停「緑ヶ丘6丁目美術館入り口」下車、徒歩15分。
駐車場：正門駐車場80台、南門前駐車場150台、臨時駐車場あり

※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、料金などの情報については変更する場合がございますので、事前にご確認ください。