こんにちはライターのタカシマです。今回の記事はSnow Man 目黒蓮さんと福原遥さんが朝ドラ「舞いあがれ!(2022年)」でデートしたことで話題となったロケ地「十勝ヒルズ」の魅力を全部見せちゃいます。十勝・幕別町にある「十勝ヒルズ」の絶景は一度訪れてみて後悔はないはず。目を奪われる景色の他にも絶品レストランや、季節ごとのイベント、十勝らしさ満載のグッズも揃う、北海道旅には外せないスポットの魅力をお届けします。
「十勝ヒルズ」とは?
十勝ヒルズは、十勝小豆を扱う卸問屋「株式会社丸勝」が運営する観光施設です。「なぜ卸問屋が観光施設を?」と思われるかもしれませんが、誕生のきっかけは、あんこの需要低下とともに下がった小豆の消費量でした。当時の社長が「このままでは農家さんが危ない。小豆問屋として何ができるのか?」と考えた末に、思いついたのが消費者に十勝を発信するための観光施設「十勝ヒルズ」でした。
十勝ヒルズのコンセプトは「丘の上の庭園。十勝の農と食を身近に感じる」です。澄んだ空気に美味しい水があふれ、季節ごとに表情を変える花々や、野菜や果樹などをテーマにしたガーデンがあなたをお迎えしてくれます。十勝の大地(平野と山脈)を眺めるレストランでは、園内で収穫された野菜や果物を使用した食材にこだわったメニューが人気のほか、季節ごとのイベントも開催しています。
営業期間は4月下旬から10月中旬で、この期間中は無休で営業しています。営業時間は、9:00〜17:00です。
福原遥さん、目黒蓮さんが訪れたことで一躍有名に!
2022年に放送された朝ドラ「舞いあがれ!」の舞台は、東大阪と長崎県・五島列島。そして航空大学校・帯広分校がある帯広市。最終審査に合格した翌日、福原遥さん演じる”舞”と目黒蓮さん演じる”柏木”のデートが撮影されたのが、幕別町にある「十勝ヒルズ」なんです!あの壮大な景色を直に感じられるなら、行くしかありません!
ショップの中にも、ドラマのポスターや案内が掲載されていました。まずこちらで撮影場所をチェック!園内入口にほど近い「スカイミラー」へ早速向かいます。
撮影が行われた8月中旬は、ブルーサルビアが美しく映されていましたね。ブルーサルビアは夏から晩秋にかけて約半年間咲いてくれるそう。私が見たのは、まだ花を咲かせる前でした。少し残念な気持ちもありつつ、これからあの景色に近づいていくのかと思うとワクワクしますね。撮影と同じ8月にもう一度見に来ようと心に決めました。
今が見頃!優雅な香りの「ローズガーデン」
ブルーサルビアの花は見られませんでしたが、十勝ヒルズは広々としていてまだまだ見どころがいっぱいあります。その中でも今が旬のスペースがなんといっても「ローズガーデン」。
ここには色とりどりの薔薇の他にも数々の花が咲き乱れます。人生の中で、こんなにたくさんのバラに囲まれたのは初めての経験です。瑞々しい香りと、次々に目に飛び込んでくるお花たちに癒されます。
【ローズガーデン】6月〜7月に見頃の花
▪︎オリエンタルポピー コーラルリーフ
▪︎ハイブリッドルゴザ
▪︎ロサ・カニナ
▪︎ロサ・グラウカ
▪︎バラ
▪︎カンパニュラ ブンクタータ ウェディングベル
▪︎ガリガ オフィシナリス
▪︎サルビア ネモロサ
▪︎クレマチス マダムジュリアコレボン
▪︎ポテンティラ モナークベルベット
▪︎とげなしノイバラ
▪︎ギレニア トリフォリアータ
▪︎ペンステモン ディギタリス ハスカーレッド
▪︎クレマチス ロコーコラ
▪︎クレマチス ジャックマニー
▪︎ラベンダー バイオレットメモリー
▪︎バーベナ ハスタタ
とんぼとスイレンに癒される「ナチュラルオアシス・トンボ池」
ローズガーデンから少し歩くと見えてくるのは大きな池。全面に所狭しとスイレンの花が咲き、その周りには数えきれないほどのとんぼが気持ちよさそうに飛んでいます。普段はあまり見かけることのないとんぼたちを見ていると、なんだか小学生の頃を思い出して懐かしい気持ちに。
池と距離が近い分、お花やとんぼを間近で見ることができちゃいます。ですが、見惚れすぎないようにご注意を!足元もしっかり見て歩かないと危険です。お子さまづれの方は特に気をつけてくださいね。
【トンボ池】6〜7月に見頃の花
▪︎スイレン
▪︎タニウツギ
▪︎テマリカンボク
▪︎シベリアアヤメ
▪︎ライラック
▪︎アサザ
他にも見どころがいっぱいあります。オリエンタルポピーやゲラニウムなど多種多様な植物が咲いている「アルーカの庭」は色とりどりの花たちから初夏を感じることができます。
【アルーカの庭】6月〜7月に見頃の花
▪︎アトランティア マヨル
▪︎オリエンタルポピー クイーンアレキサンドリア
▪︎ゲラニウム ヒマライエンセ バーチダブル
▪︎ゲラニウム マクロリズム ビーバンズバラエティ
▪︎ネクタロスコルダム
▪︎プルネラ ローズパール
▪︎ベロニカ プロストラータ ミセルホルト
▪︎クラウンベッチ
休憩スペースやベンチも各所にあるのが嬉しいですね。
園内全ての施設で、日本一の清流に何度も認定を受けている札内川の伏流水が流れています。ウォータープレイスのお水はお持ち帰り自由とのこと!
食べられる国宝「マンガリッツァ豚」と十勝産食材が堪能できるレストラン
園内を散策してお腹を空かせたところで「ガーデンカフェNIWAKARA」へ。こちらは入園チケットを購入したお客さん限定で入ることができる特別なレストラン。
こちらのお店ではなんと国宝が食べられるんです!
食べられる国宝って…?となりますよね。実は世界で唯一食べられる国宝「マンガリッツァ豚」という品種が存在するんです。
この品種は飼育する農場も、食べられるお店も少ない、とっても貴重な豚さんです。
ハンガリー原産のマンガリッツァ豚。2016年にアジアで初めて、純血での生体輸入に成功したのがこちらの十勝ヒルズなんです。もうね、調べれば調べるほどおもしろい豚さんのお話しなんですが、今のメインはカフェのお話しなので次へ進みます。
気になるメニューは「マンガリッツァ豚のステーキ」や「マンガリッツァ豚と十勝マッシュのハンバーグ」「パンチェッタパスタ」など、マンガリッツァ豚のオンパレード。
どれも美味しそうで迷ってしまったので、ここはスタッフさんに聞いてみました。オススメは2つ。
1つめは、6月21日から販売が開始されたばかりの「マンガリッツァ豚のポルペッテ」。タンをはじめとした稀少部位が使用されているミートボール。平日のみの販売で1日限定8食。
2つめは、メニュー表の1番はじめにあった「マンガリッツァ豚のカスクート」。マンガリッツァ豚のロースハムとカマンベールチーズのバケットサンドです。
オススメを聞いて、さらに悩んでしまう私。どちらも美味しいに決まってるじゃないですか!スタッフさんを待たせてしまうのは申し訳ないので、いざ決断。今回は、マンガリッツァ豚本来の味がより強そうなカスクートを選びました。(次回は必ず選ぶからね…待っててねポルペッテちゃん…と心の中で呟きました)
運ばれてきた料理は、色合いも綺麗で美しい…!
見た目だけではなく、スタッフさんからマンガリッツァ豚の説明を聞いてびっくり!一般的な豚肉の脂の融点は38℃くらいなのですが、マンガリッツァ豚の融点は26℃とかなり低く、口に入れた時にはとろける食感とのこと!
期待を胸に口に運ぶと…想像の10倍の驚きが待っていました。生まれて初めての感覚で、ライターを名乗らせていただきながらも、お恥ずかしいことに説明する言葉が全く思い浮かびません…。
全力を振り絞って言語化すると、とろけるのに脂っぽさは全くなくあっさりしているのだけれど、旨みはしっかりある…という表現が私の限界です。とにかく、私が今まで食べてきた豚肉とは全く別物でした。
この未知のお肉の味ををぜひ皆さんにも体験していただきたいと強く感じました!
窓から見える景色も素敵で、より一層食事が楽しく美味しくなります。
そして、美味しいのはお肉だけじゃないんです!スイーツの種類も豊富。クレープが気になっていたのですが、カスクートが思いのほかボリューミーでお腹がいっぱい。しかし、あんなに美味しい料理なのだからスイーツも美味しいに決まってます。ここは、食べておきたいところ…。
テーブル上に小さいポップが置いてあった「ビスケットサンド」の説明には、豆クリーム&お庭で採れた季節のジャムと、惹きつけられる文言が。こちらは5個で200円とお手ごろ価格。季節のジャムが気になって仕方なかったのでこちらを注文。
食べやすいサイズ感!食後に嬉しい!
季節のジャムは今が旬のハスカップでした。アイス屋さんでハスカップ味があると必ず頼むほどにハスカップ好きな私にはとっても嬉しい。
交互に食べると、豆クリームの優しい甘さと、ハスカップの酸味がいいバランス。この小さなお皿に、十勝らしい美味しさが詰まっているのが素晴らしい。
豆クリームはショップで購入できるので、お土産にもオススメです。
十勝晴れの日は十勝ヒルズでピクニック!
こちらの施設は、ピクニックにもピッタリな場所なんです。先ほどのカフェでの食事ももちろんオススメなのですが、ショップカフェでお弁当やおにぎり、ドリンクやソフトクリームも販売されています。
レジャーシートや、虫取り網や三輪車などの遊びグッズも無料で貸し出しされています。お子さま連れの方は、少しでも荷物を減らしたいと思いますので、嬉しいサービスですね!
ペットも同伴で入場できるので、ご家族みんなで楽しむことができます。
十勝の魅力が詰まったショップもぜったい見てみて!
ショップ内には、先ほどのレストランで使用されていた豆クリームをはじめとした、オリジナルブランドの食材や、数種類の豆の量り売り、ドライフラワーといった充実の品揃え。
他にも、十勝各地の名産品を使用した商品や、ハンドメイドの雑貨、フラワーベース、デュフューザーなど見ているだけでも楽しくなるお店でした。
欲しいものが1つは見つかるこのお店、要チェックです!
イベントも盛りだくさん!毎月通いたくなる魅力がいっぱい
毎月開催されるイベントも十勝ヒルズの魅力。
6月に開催されていたアンブレラスカイは、なんと北海道最大級展示!私が伺った日も、平日にも関わらず多くの人で賑わっていました。
アンブレラスカイのブースは園内入場ゲートよりも手前にあるので、無料で見られちゃいます。
晴れている日は、傘を通したカラフルな光がとっても綺麗です。
隔週日曜日の10時から15時には朝マルシェが開催されていて、ハンドメイドの雑貨などのお店が立ち並びます。
7月1日〜9日はローズウィーク、8月5日〜13日はサマーガーデンというイベントが告知されていました。
毎月イベントが開催されているので、何度でも通いたくなっちゃいますね。
入園料は大人1,000円ですが、プラス200円で十勝ヒルズメンバーズカードを購入すると何度でも入園できるので、ぜひそちらを購入して毎月のイベントと季節ごとに移り変わる景色に備えましょう!
最新情報は、公式のHP・Instagram・Facebookをご覧ください。
【INFORMATION】
■十勝ヒルズ
住所:北海道中川郡幕別町字日新13-5
電話:0155-56-1111
営業時間:9:00〜17:00
営業期間:4月下旬〜10月中旬
定休日:期間内無休
駐車場:あり
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