女性ドローンパイロットたちが率いる農薬散布チーム「ママミーアキャット」が、帯広・十勝での活動を開始しました。2020年に結成され、全国で活動を展開しているこのチームが、今回、十勝への進出を果たします。中心となるのは帯広市出身の森末静縁さんです。
ママミーアキャットの活動
「ママミーアキャット」は、2020年に旭川で結成され、全国各地に活動を広げています。リーダーの川田容子さんは、農家との連携を担当し、丁寧な仕事ぶりで信頼を築いています。
これまでの実績として、2020年には130ヘクタール、2021年には178ヘクタール、2022年には864ヘクタールの農地で農薬散布を行いました。
チームは現在、北海道、関東、東北、九州に拠点を持ち、さらに東海や沖縄にも活動の輪を広げています。
彼女たちの活動は、農家の負担を軽減し、適期防除を通じて収益向上を目指すものです。
森末静縁さんの挑戦
森末さんは、2023年に「とかち熱中小学校」での講義がきっかけで農業用ドローンに興味を持ち、「AC101」のオペレーター認定を取得しました。
彼女は看護師としてのキャリアを持ちながら、健康アドバイザーとしても活動しており、その多才なバックグラウンドが農業への新たな視点をもたらしています。
ドローンの進化と軽量化により、女性でも活躍の場が広がったことが大きな要因です 。
森末さんは「農業用ドローンの普及は、食の安全・安心や安定供給に繋がる」とその重要性を強調し、地域の農業を支えるための意欲を見せています。
地域と共に成長する取り組み
「ママミーアキャット」は、全国に拠点を持ち、それぞれの地域で活動を展開。川田容子さんを中心に、丁寧な仕事ぶりで農家からの信頼を得ています。
彼女たちは、農家が自分でドローンを導入するリスクを減らすため、専門のオペレーターが迅速に駆けつけるサービスを行い、これにより農家は安心して作業を任せることができ、効率的な農作業が実現されます。
農業用ドローンの未来展望
農林水産省も農業用ドローンの普及拡大を進めており、有限会社レイブプロジェクト代表取締役 請川博一さんは「時間はかかったがようやくママミーアキャットが十勝で活動できる環境が整った」と語ります。
チームは、全国各地でその活動を広げ続けており、特に北海道内での活動が今、注目されています。
森末さんは「農業ドローンを通じて、十勝の農業を支えていきたい。」と意欲を示しており、農業の聖地十勝に新たな風を吹き込み、地域の発展に貢献することでしょう。
農業ドローン女子の活躍が、十勝の農業に新たな可能性をもたらしています。今後の展開に大いに期待しましょう。
ママミーヤキャット