北海道帯広市に位置する「帯広川西ICフードテックパーク」が、進出企業の第一次募集を開始しました。約40ヘクタールの開発エリアで、十勝地方の食料自給率1,212%のポテンシャルを最大限に引き出し、地政学的に重要な位置にある帯広から、陸・海・空のネットワークを通じて、新たな物流革命が始まります。豊かな農畜産物を基盤に、食品製造業や関連企業にとって理想的な環境を提供し、北海道から日本の食の未来が変わります。
帯広川西ICで新物流拠点の募集開始
北海道帯広市で、革新的な物流拠点「帯広川西ICフードテックパーク」の第一次募集を開始しました。コンセプトは「先端技術で拓く食の未来。地球にも人にも優しい、明日の食を創造します」だそう。
十勝地方の豊富な食料資源を活用し、地域産業の振興と持続可能な食の未来を目指すもの。約40ヘクタールに及ぶこのプロジェクトは、帯広市街地から南に8kmの位置に展開され、帯広・広尾自動車道帯広川西 IC に隣接しており、道東の物流拠点として、農産物の価値向上に貢献する企業の誘致を目指しています。
第1工区は約153,160㎡、50,000円/坪
このフードテックパークは3つの開発区域に分けられ、第1工区から順次募集が開始されます。分譲価格は50,000円/坪で、第1工区は約153,160㎡、第2工区は約105,430㎡、第3工区は約141,768㎡の広さを誇ります。広大なエリアは眼の前がICで、食品製造業や関連企業にとって理想的な立地条件となるでしょう。
帯広から新たな物流革命が始まる
「帯広川西ICフードテックパーク」の最大の特徴は、陸・海・空の充実したネットワーク。北海道横断自動車道と帯広・広尾自動車道のインターチェンジに隣接し、札幌、釧路港・十勝港へのアクセスが良好です。
また、空路では東京へ1日7便の便利なアクセスがあります。これらの交通網は、物流の効率化とスピードアップを実現するでしょう。
北海道の食料供給基地「十勝・帯広」が進化!
十勝地方は、食料自給率1,212%を誇る日本を代表する食糧基地。3,494億円(2022年度)に及ぶ農業産出額を持ち、量と質の両面で安定した農畜産品の供給が可能です。この地域の豊富な資源は、食品製造業や食関連企業にとって大きな潜在力を秘めているのではないでしょうか。
帯広市は、「住みよさランキング」で北海道内で3年連続1位を獲得するなど、住みやすさとビジネス環境の良さを兼ね備えています。人口減少率が低く、十勝管内では人口が増えている自治体もあるなど、人材と労働力の確保にも有利です。通勤圏では約26〜28万人の人口があるそう。
帯広が拓く食の新時代。フードテックパークで夢の実現に向けて
「帯広川西ICフードテックパーク」の開設は、十勝地方の食料供給能力をさらに高め、地域経済の活性化に貢献することでしょう。近い将来、十勝は北海道内での物流の中継地としての役割を強化し、2024年のトラック運転手の残業規制強化による人手不足問題にも対応するのではないでしょうか。この地域の発展は、道内の物流を支え、食料の安定供給と季節平準化を実現するための重要なステップなんです。
関係者によると、帯広川西ICフードテックパークの開発は、大手輸送業や倉庫業、食品加工業など多数の企業が関心を示しており、十勝地方をさらなる発展へと導く重要なプロジェクトとなっているとのこと。この募集の開始は、地域経済の活性化と食の未来を拓く重要な一歩です。
INFORMATION
事務局:帯広川西 IC フードテックパーク準備委員会
〒080-0023 帯広市西13条南14丁目1番地2
TEL:0155-21-7500(営業:平日 9:00~17:00)
E-mail:support@obihiroic.jp