北海道で今、宇宙から農業まで、あらゆるフィールドに革新が起きています。大樹町の「SPACE COTAN」が宇宙事業で“前人未踏”の挑戦を続けるなか、ここ十勝・芽室では、農業と食関連産業のさらなる飛躍を目指した新たな工業団地「芽室東工業団地」のホームページがついにオープンしました。テーマは「芽室アグリテック広域物流拠点」の形成。地域の強みを活かした“食と農”の未来が、今まさに幕を上げようとしています。
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農業の魅力を“アグリテック”で底上げ
芽室町は十勝平野のほぼ中央に位置し、背後には日高山脈がそびえ立つ大自然に囲まれています。もともと小麦や豆類、馬鈴薯などの畑作で道内有数の生産量を誇り、スイートコーンや山わさびでは日本一の収穫量を誇るなど、その農業ポテンシャルはまさに“桁外れ”です。
この恵まれた大地を活かし、さらなる高付加価値化を進めるため、芽室町は新工業団地「芽室東工業団地」の開発を推進してきました。今回、そのプロジェクトを本格始動させるうえで不可欠となるホームページが完成し、華々しく公開されたのです。
物流ハブ機能で道東エリアを結ぶ「芽室アグリテック広域物流拠点」
今回のテーマは「芽室アグリテック広域物流拠点」です。新工業団地を軸に、アグリテック(農業技術)の革新と物流ハブ機能の充実を図り、地域のゼロカーボン化にも取り組むという多角的なプロジェクトになります。
キーワードは以下の三つです。
- 新たな農業への転換を支えるアグリテック拠点
- 道東エリアを結ぶ中継輸送等の物流ハブ拠点
- 地域全体でのゼロカーボンを実現する先導拠点
芽室町はこれらを柱に、農業と食品関連産業で築いてきた強みをさらに高めたい考えです。まさに、宇宙産業で世界を沸かせているSPACE COTANのように、地方から“国際競争力”を発揮する土台を整えていく壮大な挑戦と言えます。
JR根室本線に隣接 交通アクセスも良好
新工業団地候補地は、JR根室本線の南側に位置する約112ヘクタールの広大なエリアで、まずは第1工区(約17ヘクタール)を造成します。今後、農村産業法を活用した農地転用の特例などを受け、農業と産業の“均衡ある発展”を実現しながら、施設整備を加速していく計画です。
すでに「芽室東工業団地西19-18地区造成事業協議会」も立ち上がり、分譲受付をスタートしています。分譲価格は1坪あたり3万4,000円~4万円で、上下水道や電力(北海道電力)、ガス(プロパン)などのインフラ整備も予定されています。造成完了は2026年9月以降を見込んでいます。
“地域や北海道の農業発展に貢献する企業”を求む
この新工業団地は、食料品製造業や農産物加工業、さらには多様な物流企業なども大歓迎とのことです。地権者である協議会の代表・鈴鹿誠氏は「地域や北海道の農業の発展に貢献してくれる企業の参入を期待したい」と話しています。
まさに、広域物流拠点としての“飛躍を見込む芽室町。近年は国内のみならず、海外からも十勝産の農産物や加工品に熱い視線が注がれており、こちらの新工業団地がその流れをさらに加速させると期待されています。
【ホームページ公開と企業誘致のお知らせ】
新工業団地「芽室東工業団地」について、より詳しい情報は以下の公式ホームページでご確認いただけます。
- 分譲価格・エリア情報
- インフラ整備概要
- 造成完了時期の詳細
- 企業誘致に関する問い合わせ窓口
お問い合わせは
農地とテクノロジーを組み合わせ、新時代の農業・食産業を創出する“芽室アグリテック広域物流拠点”。帯広市に隣接する地の利と、全国屈指の農産物生産地としての豊かな資源が融合したこの新工業団地は、まさに地方発のイノベーション拠点となるはずです。
宇宙にまで視野を広げた北海道発の挑戦が「SPACE COTAN」なら、農業×物流の未来を切り拓くのが「芽室アグリテック広域物流拠点」。企業の皆さまにとっても、“千載一遇”のチャンスと言えるのではないでしょうか。
新たな一歩を、この地で踏み出してみませんか。