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ママのHOTステーションを全国へ ママの応援団長!倉嶋香菜子さんが育児支援で起業しました。

2024年1月18日、北海道十勝に新たな起業家が誕生しました。地域のママたちの支援を目的に「ママのHOTステーション」を立ち上げた倉嶋香菜子さんが、起業家やベンチャー企業に対する支援を行う合同会社コントレイルの支援を受け、株式会社ママのHOTステーションを設立。オフィスは、音更町のビジネス創出拠点「昭和商学校 Palette」に入居。この大胆な一歩は、十勝地域の更なる活性化を目指すとともに、全国的な育児支援のネットワークを構築する一歩となるでしょう。

育児支援・サポートに全力投球の起業家倉嶋香菜子さんとは?

ママの応援団長!倉嶋さんは大阪府出身。2020年に一家5人で上士幌町へ移住し、地域おこし協力隊としてまちづくり会社「生涯活躍のまちかみしほろ」に勤務しつつ、同年7月に子育て世代の母親たちの憩いの場「ママのHOTステーション」を立ち上げました。その後、新入りママたちを迎え入れる上士幌町の拠点づくりに尽力。2023年2月には菅義偉元総理や鈴木知事らの視察も話題に!

あれから約1年。

「上士幌町の成功を全国へ届けたい」との思いが、十勝の起業家やベンチャー企業への支援で知られる合同会社コントレイルに届きました。

コントレイルは、株式会社山忠HDと株式会社そらが、十勝地域の更なる活性化に向けて、十勝で起業をしようとする起業家や十勝のベンチャー企業に対して、共同して支援を行うために設立した会社です。

「三方よし」の仕組みを作り、全国へ広げます!


こうして倉嶋さんはコントレイルから支援を受け、2024年1月18日、株式会社ママのHOTステーションを設立しました。

起業の理由について倉嶋さんは「ママのHOTステーションの活動を全国に広げるためには継続性のある事業としての確立が必要だと気付かされました。とはいえ、ママたちからお金をいただいて運営するとなるとただのサービスになり、私がやりたいものとかけ離れてしまいます。 そこで、HOTを利用するママたちで大きなネットワークを形成し、そのネットワークそのものを資産として活用できないかと考えました。たとえば、ママさんネットワークを使って、企業やお店の広報やマーケティングのお手伝いをすることで資金を得られる仕組みを構築できれば、ママたちの負担がない形で事業を継続、また発展させられると思ったのです。上士幌町の活動を知った音更町さんからも協力を得られたので、現在は音更町の総合福祉センターでも活動しています」と語ります。

まずは、ママと子どもたち、そして企業や地域にとっても良い「三方よし」の仕組みを作ることで継続性を強めていき、仕組み化された「ママのHOTステーション」を他の地域へ、そして全国へ広げていくことが倉嶋さんの今後の目標だそう。

「私自身も、夫の仕事の都合で誰も頼れる人がいない土地で出産・育児する孤独感とやるせなさを味わった経験があり、保育士として児童養護施設で働いていた頃にはさまざまな事情を抱えた母子を見てきました。そこで気がついたのは、ママの笑顔こそが子どもたちを笑顔にするカギだということ。やっぱり、子育て支援の核にあるのは母親支援であり、ママのケアこそが大切なんです。たとえば産前は不安がいっぱいですし、産後は慣れない授乳や離乳食作り、寝不足で、いつもクタクタ……。そんな子育てママたちが悩みを共有し、ひと息つける空間を作りたいと思ったのが活動のきっかけです」(倉嶋さん)

ママのHOTステーションについては以下の過去記事をどうぞ!

全国から問い合わせが増えています

立ち上げ当初より、倉嶋さんの活動は「ママたちの経験を次の世代のために活かす」という考えに基づいていました。そのため、地域のシニア世代や経験豊かなママたちを巻き込み、新米ママの支援に努めてきたそうです。今では、倉嶋さんの活動は子育て支援に留まらず、異世代交流の場を作り、地域コミュニティの活性化にまで広がり始めています。

起業をきっかけに、倉嶋さんは「ママのHOTステーション」の活動を全国に広げる計画を開始。ママたちから直接お金を取ることなく、企業のマーケティング活動と連携して資金を得ることで、事業を持続させる方針です。

すでに、倉嶋さんの活動を聞き、東京、静岡、札幌、大阪、奈良、福岡など全国から問い合わせもきているそう。こうした注目度の高さや、社会的な効果、つまりは実績と高い可能性を秘めているからこそ、コントレイルとしても支援を決めたのでしょう。

おもちゃや子どものグッズの提供をお願いします


起業という大きな決断とスタートを切った倉嶋さん。

地域単位での仕組み化がしっかりできれば、他の地域でも必ず成功すると思っています。皆さんにお願いです。子どもが成長し、必要なくなったおもちゃや子どもグッズなどの支援も嬉しいです。ママたちが子どもを連れて来られる場所をどんどん広げるには、皆さんの支援も必要です」とこれまで以上に強く訴えます。

ママのHOTステーションへの連絡は公式Instagram から

これまでの行政との協力関係や、地域のシニアやママたちとの密接な関係での成功。そして、今後は企業との連携が加わる、この新しい事業モデルは、他地域の育児支援活動にも大きな影響を与える可能性を秘めています。倉嶋さんは、子育て支援の重要性を認識し、これを事業として発展させていくことで、さらに多くの家族やコミュニティに貢献する意向です。

倉嶋さんの「ママのHOTステーション」は、地域の子育て支援だけでなく、地域社会全体の活性化にも貢献するモデルとして、今後の展開が期待されます。そして、全国的なネットワークへと成長し、多くのママたちと子どもたちの笑顔を生み出すことを願っています。

Profile

株式会社ママのHOTステーション | 代表取締役 倉嶋 香菜子(くらしま かなこ)
大阪府出身。地域おこし協力隊に着任し、2020年に一家5人で上士幌町へ。まちづくり会社「生涯活躍のまちかみしほろ」に勤務し、同年7月に子育て世代の母親たちの憩いの場「ママのHOTステーション」を立ち上げ。2022年に独立し、これまでの経験を生かして同事業の企画・運営を担当する。2024年1月18日、合同会社コントレイルの支援を受け、株式会社ママのHOTステーションを設立。活動の様子や最新情報はInstagram(@hot_station2020)で発信中。

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