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【書評】本の虫 小川の本棚 「仕事で大切なことはすべて尼崎の小さな本屋で学んだ」presented by Book cafe & bar Sen 025

作品名:仕事で大切なことはすべて尼崎の小さな本屋で学んだ
著者:川上徹也
出版社:ポプラ社

実在する本屋さんをモデルとしたノンフィクション&ノベル

兵庫県の尼崎市立花町に実在する「小林書店」とその店主の「小林由美子さん」をモデルとしたこの物語は、タイトルにもある通り多くのことを学べるんです。

主人公は出版取次会社の新入社員の女性。

あれ?小林書店は?と思った方はせっかちなタイプですね。その主人公を成長させるキーマンとして登場するんです。この本を読みながら一緒に成長できる優れものの本なんです。

でも私は出版関連の仕事してないし!って思った方もせっかちなタイプですね。

どんな仕事にも役立ちますのでご安心ください。

そして、この本を読むと〝名物店長〟の小林由美子さんに会いたくなることも、間違いありません。

小川さんは実際に行かれたことはあるんですか?
もちろんです!ご本人から直接この本を買わせていただきましたよ。本の内容にあるエピソードも直接聞かせていただきました。

この考え方をみんなに伝えたい!!そう心を動かされた1冊

「仕事も人も、ちょっとずつ好きになったらええねん。理香さん(主人公)は、すぐ一目惚れするタイプ?」

この言葉の通り、仕事上で関わることを今すぐ好きにならなくてもいいこと、深く知っていくことで好きになっていけばいい。むしろ深く知っていく上でどんどん好きになっていってほしい。

この一文だけでそんなふうに思うことができました。

はい。すぐに一目惚れするのが小川です。

その他にも「弱みは強み」という言葉にもシティハンターでお馴染みの10tハンマーで殴られたような衝撃を受けました。

例えば読書量が少ないからこそ、本を読まない人の気持ちがわかる。読書家にはない視点をもっているという強みですよね。

自分が弱みだと思っていることも、活用次第では強みになる。

そんなこともたくさんの人に伝えていきたいですね。

プレゼントとして選んでも間違いない

後輩や部下、息子や娘に本をプレゼントしたいと思う人も少なくありません。

自分の想いを乗せすぎて、お堅いビジネス書を選んでも読んでもらえるかわからない。読みやすい本だと、想いからかけ離れてしまう。そうなってくるとどんな本を贈ったらいいのかわからなくなってきますよね。

この本は、エンタメ要素もある小説で読みやすく面白い。なのにちょっとお値段の張るたい焼きのようにぎっしりと中身も詰まっているのでオススメなんです。

ね?最高でしょ?

これからの将来を担う若者へのプレゼントに最適だと思います。

誰かに本をプレゼントするっていいですよね!

選んでいる時から楽しいんですよね。ぜひ、大切な人のために本を選んでみてください。

実在する本屋さんの、実際のエピソードを基にしたストーリーのこの小説。
たくさんの若者に読んでもらいたい1冊です。

Profile

小川 洋輝 | ブックカフェ「Sen」オーナー
1985年、北海道幕別町出身。高校を卒業後、福祉施設にて勤務。知的障がい者の入所施設や就労支援施設、障がい児の通所施設の経験を経て一般社団法人青鳥舎を設立。 障がい者の親が安心して死ねる社会を創るために 障がい者雇用のコンサルテーションや障がい福祉サービス事業所のコンサルテーションを行う。2015年10月より自ら障がい児の通所施設を開設。障がい福祉や子育て関連の専門書などが並ぶブックカフェ「Sen(せん)」は2022年4月オープン。23年、絵本『やっちゃれ ほっちゃれ もっきっきー!』(みらいパブリッシング)か出版。毎週金にスマヒロで書評を担当

楽しく生きるためのヒントが詰まったこの1冊は、未来の自分に期待をさせてくれるかもしれません。

























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