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【書評】本の虫 小川の本棚 「のほほん絵本日記」presented by Book cafe & bar Sen 020

作品名: のほほん絵本日記
著者:さくらももこ
出版社:集英社文庫

老若男女だれもが知っている〝あのアニメ〟が著者

コジコジやちびまる子ちゃんでお馴染みのさくらももこさんのエッセイ。

テレビアニメの「ちびまる子ちゃん」を見ている人は絶対に知っている〝ひろし〟や〝すみれ〟が登場します。

はい。すみれはまる子の母です。

そして、おばあちゃんの作る肉じゃがのように親近感のある内容で、ほっこりまったり効果もあるかもしれません。

クスッと笑える要素も多く気軽に読むことができるので、読書初心者の方にも声を大にしてオススメしたいです。。

また、この本を読んでからアニメを見ると、今までよりもアニメのキャラに感情移入し、楽しくなること間違いありません。

日常の疲れを癒す、リラックスに最適な1冊です。

ちびまる子ちゃんには登場しないキャラもでてくるんですよね?
さくらももこさんの息子のエピソードもあるのですが、笑えて楽しいですよ!

日常に起こる出来事を〝のほほん〟に変換できる天才

以前に読んだ別の作家さんの本で、〝事実はひとつ、解釈は無限〟という言葉を知りました。また、高杉晋作も〝おもしろきこともなく世をおもしろく すみなしものは心なりけり〟と詠っています。

何が言いたいかって?

「心の在り方」次第ってことです。

で、さくらももこさんは天才なんです!!

どんな出来事も、いいや私なら『イラっ』としてしまうような出来事でも、すべてを〝クスッ〟に変換しているんです。

ワハハ、ガハハではなくクスッがポイントなんです。

こんな視点で、こんな心で生活できると日常がすっごく楽しんだろうなと思わせてくれました。

いつか自分もこんな風に、誰かの癒しに繋がる発信をしていきたいと思います。

読書アレルギーの方はこの本からチャレンジだ!

趣味が読書って聞くと知的なイメージがある反面、「難しそう」「堅苦しい」

そんなイメージを持つ方も少なくないそうなんです。でも、実際はそんなことありません。もしかしたら自分と相性の良い本に出会っていないだけかもしれません。

はい。恋愛と同じです。

そしてこの本は、見開きの右ページがイラスト、左ページが100文字程度の文章のため、「活字にがてー!」という方でも、カッパの水泳のようにスイスイ進むことができます。

それだけじゃなく、開いたページ読み切りのエピソードなので、気になるところだけ読んでもいいんです。

読みやすい本からはじめると読書へのハードルが下がりますね。
身近な内容の本から読むことで、本が好きになるかもしれませんよ!

読書初心者にも、これから本を読む習慣をつけたい人にもぴったりなこの本は、プレゼントにもおすすめです。

Profile

小川 洋輝 | ブックカフェ「Sen」オーナー
1985年、北海道幕別町出身。高校を卒業後、福祉施設にて勤務。知的障がい者の入所施設や就労支援施設、障がい児の通所施設の経験を経て一般社団法人青鳥舎を設立。 障がい者の親が安心して死ねる社会を創るために 障がい者雇用のコンサルテーションや障がい福祉サービス事業所のコンサルテーションを行う。2015年10月より自ら障がい児の通所施設を開設。障がい福祉や子育て関連の専門書などが並ぶブックカフェ「Sen(せん)」は2022年4月オープン。23年、絵本『やっちゃれ ほっちゃれ もっきっきー!』(みらいパブリッシング)か出版。毎週金にスマヒロで書評を担当

楽しく生きるためのヒントが詰まったこの1冊は、未来の自分に期待をさせてくれるかもしれません。




















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