農業王国 十勝帯広は、美味しいランチがリーズナブルにお腹いっぱい食べられる地域。とりわけ、帯広グルメの代表とも言える「ジンギスカン」は帯広市民にとっては日常食。そのジンギスカンの中でも特におすすめの名店を3つ紹介します。地元の人々が「絶対に食べてほしい」と絶賛するお店です。ランチ時にぜひ訪れてみてください。最後にジンギスカンプラスαのお店も紹介します。
帯広のジンギスカンと札幌ジンギスカンの違い
帯広のジンギスカンは、その特有の「味付きラム肉」で一味違います。ジンギスカンには、ラム肉を事前に専用のたれで味付けするタイプと、焼いた後でたれをつけるタイプがあります。この2つの違いは、北海道民の間で明確な好みの分かれ目となっているんです。
味付きラム肉の魅力
北海道の多くの場所で売られているジンギスカンですが、北海道の東側で主流のジンギスカンが「味付きラム肉」です。独特のラムの匂いは、専用のたれで和らぎ、非常に食べやすい一品となります。特に、各店でのたれのこだわりは、同じ味付きでもまったく異なる味わいを楽しむことができるため、試す価値があります。
帯広ジンギスカンの最高の食べ方
味付きラム肉はすでに味がついているため、焼いた後にさらなる味付けは不要です。ジンギスカン鍋やホットプレートなど、お好みの調理方法で楽しむことができます。ただし、焼きすぎは禁物!肉が固くならないように注意しながら、最高のジンギスカンを堪能してください。
さて、ここからが本題。帯広のジンギスカンの中でも、特におすすめの名店3軒をご紹介します。地元の人々が「十勝管外から来た人に食べてもらいたい」と評価する店ばかりです。
帯広ジンギスカン店①「ジンギスカン白樺 帯広本店」
「ここがダメなら十勝にこれ以上のジンギスカン店はありません」とまで言わしめる「ジンギスカン白樺 帯広本店」。創業1957年、代々受け継いできた老舗ジンギスカン店です。
帯広のジンギスカン愛好家にとって、一口食べればその味わいに魅了されるお店、それが「ジンギスカン白樺」です。お店では、肉のカットとブレンドに際立つこだわりがあり、ジンギスカンの楽しみがさらに広がること間違いありません。
こだわりの肉のカットと絶妙な肉のブレンド
まず、こだわりの肉のカット。お肉は食べやすい大きさと、肉の食感が良く感じられる絶妙な厚みにカットされています。
赤身と脂身のバランスが絶妙で、ジューシーなお肉は一口サイズにカットされており、食べる度に舌の上でとろけるような食感を楽しむことができます。その一口サイズのお肉を口に運べば、ジンギスカン特有の豊かな風味がお口いっぱいに広がり、贅沢なひとときが広がります。
そして、絶妙な肉のブレンド。ジンギスカン白樺では、柔らかなロース肉、豊かな風味のバラ肉、食感の良いモモ肉の良質な部位だけを厳選し、独自のブレンドを行っています。この特別なブレンドによって、羊肉(マトン)本来の深い味わいを100%堪能することができるのです。ジンギスカン白樺は、「肉のブレンド方法」にもこだわりを持ち、お客様に最高の食体験を提供しています。
ジンギスカン白樺は、その独自の肉のカットと絶妙な肉のブレンドによって、ジンギスカンの魅力を最大限に引き出すお店となっています。美味しいお肉の風味を堪能しながら、特別なひとときを過ごすなら、ぜひ一度「ジンギスカン白樺」を訪れてみてください。
INFORMATION
▪️ジンギスカン白樺 帯広本店
住所 〒080-2103 北海道帯広市清川町西2-126
電話 0155-60-2058
営業時間 11:00〜14:00ラストオーダー(材料がなくなり次第終了)
定休日 月曜日(祝日の場合は火曜日)
駐車場 有
HP
帯広ジンギスカン店②「じんぎすかん北海道」
帯広では前述の「ジンギスカン白樺」と二分するほどの人気店です。
帯広に佇む名店「じんぎすかん北海道」は、昭和61年12月にオープンし、古民家を改造した風情豊かな店舗で、その昔懐かしい雰囲気が心地よく漂います。住宅街に少し隠れた場所に建つこのお店は、地元民はもちろん、多くの観光客にも愛されているんです。
「じんぎすかん北海道」の特別な魅力は、柔らかいラムやマトン、そして絶品のいなきびご飯。美味しさは、口コミで広がり、ランチの時間帯には満席になるほどの人気ぶり。
それでは、数あるジンギスカン専門店の中でも、このお店が特に輝いている理由を紹介しましょう。
キングマトンとキングラムは数量限定の贅沢感溢れる一皿
まずは、肉のメニューに注目。じんぎすかん北海道では、メインの焼肉メニューが6種類。特に人気なのは、じんぎすかんという名前を冠する4種類のお肉。マトン、ラム、キングマトン、そしてキングラム。
独自のブレンドと丁寧なカットによって、最高の味わいを楽しむことができます。特にキングマトンとキングラムは数量限定のため、贅沢感溢れる一皿なんです。
焼き加減によって肉の柔らかさが変わり、果物を使った秘伝のタレにつけて食べる瞬間は、まさに至福のひととき。人気の一品「いなきびご飯」との相性も抜群で、黄色いキビと豆が織り成す食感は、肉との組み合わせでも楽しめる逸品ですよ。
さらに、古民家風の店舗には、北海道の歴史や方言に関する展示物があり、地元ならではの魅力を感じながら食事を楽しむことができます。
北海道ならではのジンギスカンを堪能したいなら、「じんぎすかん北海道」へ足を運んでみませんか?美味しい肉と共に、北海道の魅力も存分に楽しむことができる、特別なお店です。
INFORMATION
▪️じんぎすかん北海道
住所 〒080-0024 帯広市西14条南12丁目3番地
電話 0155-23-6389
営業時間 平日:11:00~16:00 (ラストオーダー15:00)、土日祝:11:00~21:00 (ラストオーダー20:00)※品切れで早めに閉店の場合あり
定休日 月曜日(祝日は営業、翌火・水曜代休)
駐車場 有
HP
帯広ジンギスカン店③「焼肉 平和園」
帯広市民のプライド、焼肉店の王様「焼肉平和園」は、帯広市内を中心に9店を展開する焼肉レストランとして名を馳せています。
その歴史は昭和34年に遡り、以来、「焼肉平和園」は本物の素材、つまり品質の高い肉を厳選し、それを心を込めて一枚一枚手切りにし、お客様に提供してきました。
この名店の魅力のひとつは、価格の良心的さです。十勝帯広に住む皆さんなら、おそらくお気づきかと思いますが、「ジンギスカン」は380円(税込み)、さらに贅沢な「上ジンギスカン」でも460円(税込み)という、驚くほどリーズナブルな価格です。
ゆっくりと皆で楽しむジンギスカンも素晴らしいですが、ひとりで気軽に「ジンギスカン定食」を720円(税込み)でオーダーするのも魅力的じゃないでしょうか。。この定食には、ライス、みそ汁、漬物、サラダが付いており、この価格でお腹いっぱい楽しめます。
日本で初めて焼肉スタイルのジンギスカンを提供
「焼肉平和園」は日本で初めて焼肉スタイルのジンギスカンを提供した先駆者。良質の羊を1頭毎仕入れ、創業以来一枚一枚包丁で削ぎ切りしています。その長年の努力が認められ、2011年には「第1回ジンギスカン普及賞」において奨励賞を受賞したそう。
また、「焼肉平和園」は肉の味付けにもこだわります。お客様の注文に合わせてその数量分だけのタレを調合し、肉に味を付ける「一丁付け」という方法を実践!
この手間暇を惜しまないこだわりの味付けは、肉本来の美味しさを最大限に引き出す秘訣。この姿勢は、お客様に極上の焼肉体験を提供したいという思いから生まれています。
「焼肉平和園」が提供する肉の秘訣は、地元産の新鮮な食材を大部分に用いている点も忘れてはいけません。北海道畜産公社十勝工場 十勝総合食肉流通センターという食肉検査センターを通じて、新鮮で安全な食肉を消費地に提供する取り組みが行われています。このセンターは全国でも3番目に大きな規模で、北海道十勝の美味しいお肉が地元や全国へと届けられているんです。
「焼肉平和園」は、帯広市民にとってのプライドであり、焼肉の王道を歩む存在。その名にふさわしい、品質と味にこだわり続ける姿勢が、多くの人々に愛される理由となっています。焼肉愛好家やジンギスカンファンにとって、ぜひ一度足を運んでみる価値のある名店です。
INFORMATION
▪️焼肉 平和園 本店
住所 〒080-0024 帯広市大通り南12丁目1
電話 0155-22-6151
営業時間 11:00〜23:00
定休日 木曜日(定休日が祝祭日の場合は営業致します)※12/31.1/1休み
駐車場 有
HP
帯広ジンギスカン店+1店「有楽町」でテイクアウト
最後は、帯広市内に佇むジンギスカンの老舗店「有楽町」を紹介しますが、今回はテイクアウトで一風変わった「ホルジン」を味わってみました。
店の歴史は1967年に遡ります。シンプルなメニューと、真心込めた提供で、地元の方々に愛され続けてきました。今回はそんな有楽町のジンギスカンとホルモンを手に入れ、特別な一皿「ホルジン」を自宅で楽しむことにしました。
有楽町の魅力は、シンプルでリーズナブルな価格設定。ジンギスカンは1人前396円、ホルモンは341円と、手軽に本格的な味を楽しむことができます。うどんは、ジンギスカンにもホルモンにも選べるのが魅力。
店内にはジンギスカン鍋が配置されており、ホルモンを注文すると特別なホルモン用の鍋を用意してくれます。
特別な鍋をゲット。実際に自宅でホルモンを再現
有楽町のジンギスカンは、程よい酸味があるタレが絶妙な味わいを引き立てます。お肉は柔らかく、臭みもなく、そのままでも美味しくいただけます。
有楽町のジンギスカンは「マトン」(生後12か月以上)の味付きを使用しており、その肉質の柔らかさは、下処理へのこだわりを感じさせます。お子様でも食べやすい一品で、そのままでも楽しめますが、用意されたつけだれもぜひ試してみてください。酢の効いたたれが、ジンギスカンの風味を一層引き立てます。
そんな有楽町のジンギスカンとホルモンを手に入れ、新たな食体験へと踏み出しました。それが「ホルジン」。厚めの鉄板を使い、自宅でも本格的な煮込みが楽しめる特注鍋を準備しました。ジンギスカンとホルモンを一緒に煮込むのが特徴で、その名も「ホルジン」。ジンギスカン鍋ではなく、平たい特別な鍋に漬け込んだジンギスカンと味噌ホルモン、そして玉ねぎを絶妙なバランスで煮込んでいきます。
「ホルジン」は1980年頃に生まれたそう。ジンギスカンとホルモンを同時に楽しみたいという顧客の願いから始まり、その名もお客様の声によるもの。
有楽町のジンギスカンは、その歴史とこだわりが生み出す美味しさが、今でも多くの人々に愛されています。自宅で「ホルジン」を楽しむことで、その魅力を新たな形で堪能できることでしょう。是非、有楽町の味わいをご自宅でお楽しみください。
INFORMACTION
▪️有楽町
住所 〒080-2473 北海道帯広市西23条南1丁目39
電話 0155-37-2805
営業時間 11:00〜20:00(L.O 19:30)※お持ち帰りは10:00〜
定休日 火曜日
駐車場 有
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いかがでしたでしょうか。帯広でのジンギスカン体験は、食文化の一部として堪能する価値があります。ランチの際には、ぜひこれらの名店で最高のジンギスカンを味わってください。