芽室落花生祭りとは?
みなさんご存知ですか?十勝地方の芽室町で落花生栽培がはじまって最近注目度が増していることを!!北海道では節分豆のイメージが強い落花生。現在は日本一の生産地は「千葉県」となっていますがそれに次いでいま、芽室町での落花生栽培が盛んになってきております。寒暖差がある北海道芽室町で栽培される落花生は甘味が増して美味しいと好評ですが、現在では何軒かの農家が協力しあって「メムロピーナッツ」として活動しています。
北海道での栽培は霜が降りる前に収穫し乾燥に入らなければならないというハードルも乗り越えながら「新たな落花生の産地へ」を掲げ落花生の栽培、収穫をしています。そしてこの収穫の時期に開催される芽室落花生祭り。年々お祭りはパワーアップしながら今年で第3回目を迎えました!!!
いちおしは落花生収穫体験!
落花生はどんなふうになっているのかご存知ですか??ご存知でない方も、もう知ってるよという方にもいちおしなのが「落花生の収穫体験」初収穫の方は必ず抜けたあとに「わあ!!」と目が輝く。♪地中に根を張り沢山の実をつける落花生がお目見えした瞬間の感動はぜひ多くの方に体験していただきたいアクティビティーの1つ。
小さいお子様にも楽しくて貴重な体験。当日会場ではとびっきりの笑顔を見せてくれるお子様の姿が沢山見られました。
またこの収穫を「落花生早採り選手権」として毎年開催!!より多くの量をただ早く抜くだけでなく、その後落花生のみを根から削ぎ取り「美しく収穫する」というのも審査のポイント。限定50名さまだけが参加できる早採り選手権は当日エントリーのため、参加希望の方が開場時間に列を作って待っているのが毎年恒例の光景ともなってます。
落花生畑そのものをたのしめるアクティビティーの数々
畑の中で開催されるのも魅力の1つである落花生祭り。毎年芽室町のメムロピーナッツメンバーの農場で行われます。畑ならではの魅力的なアクティビティーが沢山。なかでも落花生畑の周りを周遊する「どろんこ号」は癒しと楽しさが満点。子供にも大人気です。青々と美しく葉をつけた落花生を眺めながら落花生や北海道の農業に関する豆知識クイズを楽しめます!
「畑の中であみだくじ」では、普段なかなか足を踏み入れることない畑のなかにつくられた「巨大あみだくじ」をたどっていくと、、、 主婦には嬉しい大きな採れたて野菜が当たります!(何が当たるかはあみだくじ次第♪)そして会場には芽室町内で飲食店を営む店舗がこの日ならではの「落花生料理」を販売。「メムピーいなり」をはじめ今年は「落花生もつ煮込み」「ピーナッツカヌレ」などなど売り切れも続出する魅力的な料理や菓子が並びました。メムロピーナッツメンバーが販売する「メムピーラテ」も大人気です。
もう一品、おすすめなのがこの時期にしか食べられない「塩茹で落花生」。会場にいた全員が(!?w)手にしていたくらいの人気ぶり!わたしも『絶対食べたい一品』としていつも購入します。塩茹で落花生は採れたての時期しか食せませんので、北海道芽室町で栽培が始まったからこそいただけるありがたい一品。ことしもこんな美味しいものを味わえることに感謝しながらいただきました。
来年度も開催は決定!
今年は300名以上の方がご来場した「第3回芽室落花生祭り」。後片付けも有志で集まった素晴らしいメンバーたちであっという間に「元の畑」の姿に戻りました。最後の挨拶では実行委員長でもありメムロピーナッツ代表の藤井さんが「来年も開催することだけは決まっております!」と宣言。来場者からも関係者からも喜びの声と拍手が湧き上がりました。
これはこれはと来年度の落花生祭りをたのしみに待ちつつも「新たな落花生の産地へ」を掲げ落花生の栽培、収穫しているメムロピーナッツの活動を今後も注目していきたいと思います!!節分に向けては芽室町産落花生が乾燥落花生として十勝管内スーパー各所でも並びます。そちらもぜひチェックくださいね!!次にくる節分には「みんなでメムピーで豆まき!」なんていうのも実現できたら楽しいかもしれません,,,♪
落花生の殻染め洋服も人気。
実は私にとって同世代の農家さんが多いメムロピーナッツ。そんなメムピー落花生の殻をいただき染めた布地でつくるオリジナル製品の製造も昨年からスタートしました。メムピー人気からか!?淡くかわいいお色からか、落花生染めはとても人気があります。こちらはメンバーの講演用セットアップを染め色を変えて製造したものです。
これからも「ならでは」のアイテムを製造し「ただ捨てるだけだった落花生の殻」を活かし地域での循環をつくっていけたら、と私もまた歩みを進めていこうとおもっています。天然素材を使用して「長くあなたに寄り添う服」として展開しているブランドSjunde himlen.とともに 天然染めのオリジナル素材を仕様している natural dyeing Clawl.の展開も楽しみに見守っててくださると嬉しいです!
これからも地方から生み出すクリエイションをこの土地に住む方々と広げていきたいと思います!
スマヒロではこの先も素敵な人、もの、こと、そしてイベントレポートなど綴っていきます!
まもまく事業スタートして10年目に入りますotodesignについての記事はこちら
Profile
小野寺 智美 | ファッションデザイナー | 経営者
1983年生まれ。十勝在中。ファッション専門学校時よりファッションショー企画を続け10年で約300型を発表。2014年に事業を立ち上げ「自社製造の天然素材ブランドSjundehimlen.」をスタート。2023年野菜など天然原料染めのブランドを立ち上げ。「基本受注生産」の捨てないアパレルとして発信中。地方でものづくりを生業とする中での日々の気づきや、十勝暮らしで感じたキラッと素敵な瞬間を綴ります。