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北海道観光おすすめは、世界で唯一の「ばんえい競馬」を味わえる帯広

北海道観光でおすすめは?と聞かれれば、世界で唯一の「ばんえい競馬」を十勝帯広で体感してほしいです。北海道観光ランキングでも上位に食い込む、ここでしか味わえない観光地なんです。

ばんえい競馬をご存じでしょうか。競馬と聞くと競走馬に乗ってスピードを競う競馬場のシーンを思い浮かべる人が多いかと思います。一方で、ばんえい競馬も同じくスピードを競うことは同じですが、騎手が乗る馬の種類が違います。一般的な競走馬は、世界各国で平地競走や障害競走で走るサラブレッドが主流ですが、世界で唯一の日本独自のばんえい競走では、ペルシュロンなどの大型馬(重種馬)を混血化した日本輓系種という独自の馬種で競うんです。

北海道というイメージから「軽種馬」や北海道和種の「どさんこ」に乗っているの?と勘違いされますが、このペルシュロンは、古くから主に農耕馬などとして利用されてきた体重約800-1200kg前後の「ばんえい馬(重種馬。「ばん馬」ともいう)」が使用されています。

そして、騎手と重量物を積載した鉄製のそりを曳き、2か所の障害(台形状の山)がある直線200メートルのセパレートコースで力と速さ、および持久力や騎手のテクニックを競うのがばんえい競馬なのです。

ばんえい競馬帯広は世界でここだけ

現在、ばんえい競馬は、北海道十勝にある帯広競馬場でのみ行われていますが、2006年度までは帯広競馬場のほか旭川競馬場・岩見沢競馬場・北見競馬場を含めた4か所を巡回しながら開催してきました。

その起源は、北海道開拓の歴史を紐解くことで知ることができ、北海道遺産にも「北海道の馬文化」として登録されているんです。つまりは、北海道が開拓された明治時代に農耕馬として使われていた馬を催事の際に、レースで楽しんだことにはじまります。明治末期には現在と同じ、ソリを引くスタイルが定着しました。

現在のばんえい競馬は、開催期間も長く2022年度は4月22日(金)~2023年3月20日(月)までの149日間で開催。そのうち、ナイター開催(最終20:45発走予定)が95日間、準ナイター開催(最終20:00発走予定)が30日間、薄暮開催(最終19:00発走予定) が24日間と昼夜楽しめるんです。

ちなみに、前述したとおりばんえい競馬は速さだけが判定基準ではありません。ゴールインはそりの最後端が決勝線を通過した時点で認められ、スタートラインもスターティングゲートの先頭ではなく、そりの最後端位置を基準に設定されます。

そのため、発走前のゲート後方では係員により、そりの最後端位置が一直線になっているか確認する作業を行っている。これはばんえい競馬が元来「荷物を運びきる荷役作業」に由来していることと、決勝線上で馬が止まってしまうことがあり、鼻先では決勝判定が難しい場合があるためとされてるそうです。

見どころは、第2障害!馬にとっては一番の正念場で、障害を登れずに膝をつく馬や、力尽きて倒れこむ馬もいて、競走を中止する馬も、多くはこの第2障害で発生します。これを実況では「膝を折る」と言いますが、足の骨は頑丈であるため、骨折等の予後不良につながる怪我は滅多に発生しないんです。

第2障害を越えた後も、ゴールまでの直線で止まってしまう馬もいるため、逆転劇も多く、勝負の行方は最後まで予断を許さないのがばんえい競馬です。

馬が止まってしまうほどの低走行になるため、人間が歩いても追いつくので、ファンは馬と一緒に並走しながら観戦するスタイルが他の競馬とは異なる点でしょう。つまりは、馬の鼻息やそばで感じながら気づけば、「頑張れ!」「もう少し!」「あと少し」といった声がけが聞こえてくるほどです。

これほど、臨場感を肌で感じられる競馬はまさに世界で帯広だけでしょうか。ぜひ一度、世界で唯一の「ばんえい競馬」を味わえる帯広を訪れてはいかがでしょうか。

【INFORMATION】
帯広競馬場(ばんえい十勝)

住所 〒080-0023 帯広市西13条南9丁目
開催期間 2022年4月22日(金)~2023年3月20日(月)
公式サイト 

※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。


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