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北海道帯広市に「十勝eスポーツ教育センター」が誕生!eスポを教育に!星槎の心がまたひとつ現実に

北海道十勝帯広市にeスポーツの拠点が誕生しました。「共生・共育」をテーマに幼稚園・保育園からフリースクール・中学校・高等学校・専門学校・大学、社会人やお年寄りの生涯学習まで、さまざまな年齢を網羅する教育グループ「星槎」の心がeスポーツと教育を繋げました。

十勝帯広に「十勝eスポーツ教育センター」がオープン

北海道十勝帯広市の中心部に「十勝eスポーツ教育センター」がオープンします。11月23日、オープンに先駆け、旧商工中金ビル(西3南6)をリノベーションした同センターの報道機関及び関係者向け施設観覧イベント「チュートリアル☆キラリ」が開催されました。

十勝eスポーツ教育センターは、星槎国際高校帯広学習センター教諭の大橋紘一郎さんを中心に星槎に通う高校生らが発案しました。今年9月には大橋教諭を代表とする運営会社を設立。帯広市の「元気な中心市街地づくり促進事業」の補助金のほか、地方創生ベンチャーの株式会社そら(帯広市、米田健史社長)が保有する旧商工中金ビルを提供されることで実現しました。

株式会社そらについては、米田社長インタビューをごらんください。

eスポーツ教育センターは学習塾×ゲーム×まちづくりがコンセプト

冒頭、大橋代表は「十勝eスポーツ教育センターは、若い世代が、自分たちが毎日行きたくなる施設を自分たちでつくることをテーマにはじめました。高校生たちが 9 月から DIY で、無理はせず、自分達でできることを着実に一生懸命、自分達が学ぶ環境を自分たちでデザインし、整えて来ました。このセンターはICTを利用した個人に最適化した学びに、他者とつながる協働的学びを組み合わせた次世代型教育を、若者になじみが深いゲームを入り口に実現していく学習塾・学習拠点です。イベントの企画運営やまちづくり、事業創発のための勉強会も実施し、若者の「やりたい」をサポートしていきます」と挨拶。

続いて、高校生たちが「十勝eスポーツ教育センターについて」や「ゲームの魅力」のほか、最新のSNS「Discord(ディスコード)」を紹介するなど、ゲームを通じて学んできたことをプレゼンという形で披露しました。

大橋代表が過去のインタビューで「若い世代と社会とつなぎ合わせるのに、ゲームはうってつけなんです。30代、40代、50代の方々もファミコンに熱中し、今はスマホゲームに夢中になっている人もいるでしょう。子どもとのコミュニケーションツールにもなっているはずです。世代間を超えるツールとしてゲームは最適なんです」と話す通り、ゲームという共通言語をテーマとした拠点は、まちづくりにはもってこいですね。

Web3やNFTゲームなど最先端のデジタルサービスはDiscordが情報源

イベントに参加したITコンサルタントは「ゲームチャットアプリDiscordを当たり前につかいこなしていることに驚いた。いまやゲーム以外の領域でも多数活用され、月間アクティブユーザー数は1億5000万人を超えているアプリです。NFTゲームやWeb3の新しいサービスなどでは必ずと言っていいほどDiscord上にコミュニティーがあります。Web3の鍵となるDAO(分散型自律組織)もDiscord内で進んでいるくらいです。十勝のWeb3はここ(十勝eスポーツ教育センター)から浸透するかもしれません」と絶賛するなど、日本の将来を担うZ世代やミレニアル世代の最先端拠点になる可能性を示唆しました。

ちなみに、十勝eスポーツ教育センターについての最新情報は公式Discord「十勝eスポーツ教育センターDiscordサーバー」に登録すると得られます。Web3を少しでも感じたい方は是非ともDiscordアプリをダウンロードして登録することをお勧めします。

そのほか、イベントでは高校生が主催するレトロゲーム(ファミコンやPCエンジン、プレステーション)を最先端のゲームと比較しながら楽しむ会も開かれ、子ども時代にレトロゲームを楽しんだ30代、40代、50代が大型モニターを囲み、高校生らと熱くコミュニケーションをとるシーンも……。まさに「若い世代と社会とつなぎ合わせるのに、ゲームはうってつけ」(大橋代表)の場所と化していました。

十勝eスポーツ教育センターは小学生〜高校生のほか大人も利用できるプランがいっぱい

十勝eポーツ教育センターを利用するには、小学生〜高校生を対象とした「スターコース(月額33,000円税込)」と「キノココース(同16,500円税込)」のほか、全年齢が利用できる「遊びの達人コース(6,600〜16,500円税込)」が用意されています。魅力的なのが「あなたが一番したい遊びを毎日しよう」のキャッチフレーズでしょう。とはいえ、同センターでは自らが率先して清掃したり、気づいたことを自発的にこなしていくというマナーもあり、単にゲームだけをするという施設ではないことを理解した上でご入会ください。

十勝eスポーツ教育センターは教育グループ「星槎」の心が礎

欧米ではすでに教育現場にeスポーツを取り入れる動きはありますが、正直、日本ではゲーム=遊びの固定概念が強く、こうした考えが根付くにはまだまだ時間がかかりそうです。そんな中、北海道十勝という片田舎で、教育と地域創生に繋がる半歩先を進んだ取り組み「十勝eスポーツ教育センター」が実現した理由はなぜでしょう。

紐解く鍵が、タイトルにある「星槎」の考えです。

みなさん、星槎をご存じでしょうか。星槎グループは1972年、神奈川県で高校教師をしていた故宮澤保夫さんが、アパートの一室で始めた鶴ケ峰セミナー(ツルセミ)という塾から始まった教育組織です。たった2人の生徒からはじまったツルセミは、徐々に不登校や発達障害などの子どもに学びの場を提供することで、全国から多くの生徒が集まるようになります。

そして、宮澤さんはこれまでの常識にとらわれない教育で、子どもの個性を生かすための居場所づくりに奔走。多くの個性的な学校を創設。今では、「共生・共育」をテーマに幼稚園・保育園からフリースクール・中学校・高等学校・専門学校・大学、社会人やお年寄りの生涯学習まで、全国で4万人が学ぶ星槎グループ(本部・神奈川県)となりました。

星槎が日本全国で共感されるのは「生徒が主人公になれる学校であり、生徒が主体的に参加できる学校、そして教育環境作りの精神と、子ども達が必要とするものであれば、とにかく何とかして創り出し、彼らに提供するということをやり続ける」という考え方です。

星槎が掲げる「人を認める、人を排除しない、仲間を作る」という3つの約束は、SDGsにもつながる考えとして、世界的にも共感を得ているそうです。

過去のインタビューでも「星槎の考え方を実践することで、自然とeスポーツを教育に取り入れることができ、そこに共感してくださった多くの地元の方々の協力があって実現できました。もちろん、生徒たちの頑張りが最大の力です」(大橋代表)と熱く語っていた通り、「十勝eスポーツ教育センター」は、星槎の考えが礎であり、そこに多くの共感者(協力者)が集まって実現できたのでしょう。

Web3、メタバースといった次世代社会を作り出す技術の多くが、ゲームとの関連性が強いことも事実です。ゲームは楽しい遊びですが、それ以上に人や社会そのものを変革させるチカラを秘めていることを知る機会になりました。

【INFORMATION】
十勝eスポーツ教育センター

場所|北海道帯広市西3条南6丁目20-1
電話|080-6091-1926
Mail|koichiro@tokachiesports.com
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※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。


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