ペットボトルで飲むことがあっても、用意する道具や茶葉、お作法などから、自分で淹れるには、敷居が高く感じる「日本茶」。
そんなお堅いイメージの日本茶をランチやソフトクリームで「食べられる」お店「日本茶cafe 茶淹香(ちゃいこう)」さんに行ってきました。
日本茶を余すことなく楽しめるご飯メニューと、喫茶店のような趣のある店内で、日本茶を気軽に楽しむことができます。
人気No.1メニューはおにぎりランチプレートですが…
弥生新道を通って帯広川へ向かう途中、柏林台通りを越えたところに、札幌の時計台のような白い壁と、中央部分はレンガ造りでできた温かみのあるお店が見えます。
店内に入ると、目の前に飛び込んでくるのは黒いカウンター席。他にもテーブル席がいくつかあり、日本茶屋さんというよりもレトロな喫茶店のような雰囲気です。
お店の人気ナンバーワンは、数量限定の「おにぎりランチプレート」ですが、来店時間12:30には既に売り切れ!
次点の人気メニューである「ほうじ茶ご飯プレート」 の2種類から「豚肉のトマト照り焼きプレート ¥1,210」を注文しました。
ほかにも、茶殻を使った「茶サバサンド」や「お茶屋のほうじ茶漬け」もあり、軽めに済ませつつ「お茶を食べる」メニューがいくつかありました。季節限定のご飯メニューもあり、今の季節は「冷たい茶そば」が出ています!美味しそう……!また来なくては……!
200gのご飯も完食できる、さっぱり「ほうじ茶ご飯」
丘のように、こんもりと盛られた薄茶色のご飯と、ご飯と同じくらいのボリュームのふんわりレタス、トマトが絡んで照りっ照りの豚肉が、お皿に目いっぱい入った、ほうじ茶ご飯プレートが登場。
想像以上のボリュームに、正直圧倒されてしまいました。聞けば、ご飯は200g!ご飯茶碗の軽く1杯は150gなので、圧倒されたのも納得の大きさです。
玄米ご飯のような色味のほうじ茶ご飯はつや、粘り、甘みのバランスが取れた道産ななつぼしを、前日から水出ししたほうじ茶で炊いたもの。
口の中に含むだけで、ほうじ茶の香ばしさが広がり、噛んでいくと、ご飯の甘みで、ほうじ茶の香りがふくよかになりますが、後味はお茶を飲み終えたときのようなスッキリ感。
お肉屋さんから仕入れている国産の豚肉を使った、豚肉のトマト照り焼きは、分厚いのに柔らかく、甘じょっぱさと、トマトの酸味、大葉の爽やかさがある、しっかりめの味付けです。
豚肉のトマト照り焼きの後に、ほうじ茶ご飯を食べると、口の中がさっぱりして、またすぐ、おかずに箸が伸びていき、200gもあったご飯がキレイに無くなっていました……。恐ろしや。
気軽に付き合えるお茶の楽しみ方
先代が経営していたお茶屋さんを継ぎ、お茶をもっと多くの人に、手軽に楽しんでほしいという思いから、カフェとしてオープンすることを決めた店主さん。スイーツメニューを試行錯誤しているなかで、料理上手な奥様からの提案もあり、ご飯メニューも加えることを決め、今のメニューになったそう。
十勝では毎夏恒例「ソフトクリームラリー」の対象店舗でもあり、日本茶の美味しさを身近に感じられる機会を増やしています。
なんとなく、敷居が高いと思っている日本茶を、手軽に「食べる」ことから楽しませてくれるお店、茶淹香(ちゃいこう)。日本茶の新しい楽しみ方を味わってみてください。
information
茶淹香(ちゃいこう)
住所:〒080-0054 帯広市柏林台北町1丁目15
電話:0155-40-7179
営業時間:11:00〜18:00(L.O.店内17:00/テイクアウト17:30)
定休日:月・火 (祝日は営業・翌水曜休み)
駐車場:有
SNS:Facebook(日本茶cafe 茶淹香)
Instagram(@chaikou.nihonchacafe)
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。また、価格はすべて税込です。
※掲載情報は2024年5月2日時点のものです。