こんにちは、札幌でアートディレクターをしている十勝出身の西島です。とかちスイーツクラブを主催して十勝スイーツの推し活動をしています!お菓子は食べるのも作るのも大好きです。みなさんお菓子のことをどれだけご存じでしょうか?お菓子にまつわるお話を紹介します。8回目のテーマは「サツマイモ」です。
今週は「サツマイモ」です。
サツマイモはメキシコを中心とする熱帯アメリカで生まれ、紀元前800〜1000年ごろには中央アンデス地方で作られています。日本には1600年(江戸時代)ごろに中国より渡ってきました。
琉球(沖縄県)から薩摩(鹿児島県)に伝わったので「サツマイモ」と呼ばれています。
西日本ではサツマイモは凶作の年でも収穫が見込める「救荒作物」として江戸時代に飢饉対策のため栽培が推奨されました。飢饉対策に苦心していた江戸幕府8代将軍、徳川吉宗の命によって蘭学者の青木昆陽が薩摩から江戸に種芋を取り寄せたことにより、東日本各地でも栽培が広がりました。さらに20世紀の第二次世界大戦中では深刻な食糧難からサツマイモ栽培が推奨されています。サツマイモはどんな時も私達の食を支えてきたのですね。
サツマイモがおやつとして食べられるようになったのは江戸時代です。1793年(寛政5年)に江戸の木戸番屋で初の焼き芋を売り出すと、それまで食べられていた蒸かし芋に取って代わって冬のおやつとして人気を集め、庶民のおやつとして広まりました。
サツマイモを使ったお菓子スイートポテト、皆さん大好きですよね。
このスイートポテトは日本が発祥だとご存じですか?誰が何処でといった詳細は記録に残っていないようですが、明治時代からサツマイモを洋菓子の材料としていたそうです。元々は料理としていたものを1887年(明治20年)に小さく作って表面に卵黄を塗って焼くお菓子に変わりました。
その後、戦後各地の菓子店がスイートポテトを売り出し、全国に定着しました。
【とかちスイーツクラブの推しスイーツ Vol.08】
クランベリー本店「スイートポテト」
Information
クランベリー本店
TEL 0155-22-6656
帯広市西2条南6丁目2-5
営業時間/9:00~20:00
定休日/なし
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