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Sweets na TOKACHI -「沖縄スイーツ」-クランベリー弥生通り店「読谷ソフト」 Vol.26

こんにちは、札幌でアートディレクターをしている十勝出身の西島です。とかちスイーツクラブを主催して十勝スイーツの推し活動をしています!お菓子は食べるのも作るのも大好きです。みなさんお菓子のことをどれだけご存じでしょうか?お菓子にまつわるお話を紹介します。

前回のコラムは以下

今回のテーマは「沖縄スイーツ」です。

沖縄にはちんすこうやサーターアンダギーなど多くの郷土菓子があります。これらは歴史が古く、琉球王国時代から主に王家で接待や祭事などに用いられていた琉球菓子と、庶民に親しまれてきたものがあります。

琉球菓子は、琉球王国時代には王家などの1部の者しか口にできない貴重なものでしたが、明治政府による琉球処分で琉球王国が消滅したことで、王家の料理人達によって庶民に広められて郷土菓子となっていきました

また、他にもお正月などの年中行事や祈願、子孫繁栄のための仏壇へのお供え物として古くから庶民に親しまれていたお菓子もあります。今回はこの沖縄スイーツ、郷土菓子のいくつかを紹介します。

【琉球菓子】

ちんすこう

皆さんご存じのちんすこう。食べたことがある人も多いと思います。クッキーのようなサクサクしたお菓子です。

これは王家の料理人が中国からの使者をもてなすために考えられたお菓子です。王族や貴族だけが食べることのできた高価な食べものでした。

千寿こう・闘鶏餃(たうちーちゃお)・花ぼうる

千寿こう(左下)はピーナッツバターやオレンジを混ぜた合わせたあんをラパイ生地で包んで焼いたお菓子で、さっくりとした食感でほのかに甘いのが特徴。色彩鮮やかで婚礼や法事に使われていましたが、ドラマをきっかけに県内の老舗店舗により数十年ぶりに再現されています

闘鶏餃(右)はごまの風味のあんをパイ生地で包んで揚げた菓子。皮はさくさくして、上品な味で、鶏を表しているので、ひだの折り方がとさかのような形になっており、主に法事に使われました。

花ぼうる(中央上)はポルトガルのお菓子がルーツといわれています。花模様の切り込みを入れた焼き菓子で、クッキーのようなお菓子です。主に法事および婚礼や旧盆のお供え物に使われました。

【庶民に親しまれたお菓子】

サーターアンダギー

丸い球形の割れたところが笑った口を開いたような形をしている揚げ菓子で、「福を呼び込む」縁起のよいお菓子と言われています。

沖縄の方言で「砂糖」をサーター、「揚げる」をアンダーギーと言い、これらを合わせて名前になったようです。サクッとした食感はみなさんもお馴染みの有名なお菓子です。

タンナファクルー

黒糖、小麦粉、卵で作るシンプルな焼き菓子。宮廷菓子の「くんぺん」の代用品として庶民の間で親しまれたお菓子です。

みなさんご存じのお菓子はありましたか今回は沖縄の伝統菓子のほんの1部を紹介しました。初めて知るお菓子もあったのではないでしょうか?今日はサーターアンダギーが食べたくなりました。わしたショップのぞいてみようかな?

【とかちスイーツクラブ推しスイーツ Vol.24】

クランベリー弥生通り店 「読谷ソフト」

「読谷ソフト」の読谷(よみたん)というのは沖縄県の読谷村からとったものです。

前社長が30年ほど前、沖縄訪問の際に読谷村に紫色のさつまいもがあることを知り、スイートポテトがクランベリーの看板商品であることから、帯広に持ち帰り菓子に使用できないか試行錯誤して製品化した製品の一つになります。

開発当時は紫芋を焼き芋にして裏漉し、ソフトクリームミックスを作ったそうですが溶けにくかったり、繊維質が強く食感が良くなかったこともあり、紫いもの粉末を使用するなど改良を加え現在のオリジナル紫芋ミックスになったそうです。クランベリーの商品開発への熱意に思いを馳せて食べてみると、また違った味わいを感じます。レギュラー140円(税込)、ミニ110円(税込)価格も嬉しいです!

Information

クランベリー 弥生通り店
電話:0155-49-3670
住所:帯広市西9条南29丁目1
営業時間:9:00〜20:00
定休日:1月1日
公式HP

























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西島 圭子

西島 圭子

アートディレクター/イラストレーター

広告代理店、制作プロダクションを経てフリーランスに。十勝のスイーツ情報を発信するため13年前からフリーペーパー「菓子王国十勝」を発行。ちゃんと食べないと紹介出来ないをスタンスにスイーツを食べ続け、2020年に胆石摘出手術を受ける。親が転勤族だったので十勝の至る所が出身地。現在札幌との2拠点で活動。もっと十勝のスイーツの魅力を全国に届けることを目標に奮闘中。

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