Sweets na TOKACHI -「クリームチーズ」- パティスリーナオヤ・ヒロセ「レモンチーズケーキ」Vol.19

2023.08.09
2023.09.13

こんにちは、札幌でアートディレクターをしている十勝出身の西島です。とかちスイーツクラブを主催して十勝スイーツの推し活動をしています！お菓子は食べるのも作るのも大好きです。みなさんお菓子のことをどれだけご存じでしょうか？お菓子にまつわるお話を紹介します。19回目のテーマは「クリームチーズ」です。前回のコラムは以下

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今週は「クリームチーズ」です。
【とかちスイーツクラブの推しスイーツ Vol.19】

今週は「クリームチーズ」です。

クリームチーズをご存じですか？

お菓子の素材としては欠かせない、なめらかでクリーミーなあのチーズです。

私はバゲットにクリームチーズを塗って食べるのが大好きです！おいしいですよね。

今回はベイクドチーズケーキやレアチーズケーキには欠かせない、クリームチーズを紹介します。

「クリームチーズ」は牛乳とクリームから作られる非熟成のフレッシュタイプのチーズです。

白くて柔らかく、乳酸菌由来の酸味とミルクの風味豊かな味わいで、滑らかな舌触りが特徴です。例えばアメリカ食品医薬局では、乳脂肪分33%以上、水分55%以下、水素イオン指数（pH）4.4-4.9のものをクリームチーズと定義しています。

この定義は国によって異なり、高い乳脂肪分を必要とする場合もあるようです。

実はこのクリームチーズ、失敗から偶然できたチーズでした。

1872年ニューヨーク州チェスター村のウイリアム・ローレンスがチーズの製造工程で誤って生クリームを多めに入れてしまい、濃厚で滑らかなチーズが出来あがりました。彼がこのチーズを「クリームチーズ」と名付けます。のちに「フィラデルフィア・クリームチーズ」の名前で販売されるようになりました。

「フィラデルフィア・クリームチーズ」

みなさんもスーパーでよく見かけませんか。

そしてこのクリームチーズは先ずは料理に取り入れられます。

ベーグルにクリームチーズを塗った「ベーグル・アンド・クリームチーズ」はオープンサンドイッチの定番で、アメリカにおけるポピュラーな朝食メニューの1つになりました。

クリームチーズがスイーツにも使われ始めたのは1900年代のようです。

もともとチーズケーキの原型となるものはあったのですが、アメリカでいろいろな素材と混ぜやすいクリームチーズが販売されると、ニューヨークの多くのレストランでクリームチーズを使ったチーズケーキが提供されるようになりました。

こうして今私達はおいしいスイーツを食べることができています。失敗の偶然からできたクリームチーズ、ウイリアム・ローレンスさんに感謝です！

【とかちスイーツクラブの推しスイーツ Vol.19】

パティスリーナオヤ・ヒロセ「レモンチーズケーキ」

これは昨年の「菓子王国十勝」スイーツマップの表紙を飾った、そのフォルムが愛らしい「レモンチーズケーキ」です。地元メグミルク工場産のクリームチーズを使ったフレッシュ感あふれるレアチーズケーキで、表面と中にも隠れたレモンカードが爽やかです。ムースかなと思わせてじつは違う。この意外性を是非体験して欲しい。380円（税込）