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帯広で映画を観た!シネマ de 十勝 映画『キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド』〜腐女子の“迷い”道案内_Vol.48

帯広で映画を観た!シネマ de 十勝は、帯広で働く腐女子。「総統」と呼ばれた女子が、身の回りの幸せ(美味しいご飯・趣味・脳内妄想など)で足るを知る小市民として、十勝の観光文化検定(とかち検定)上級合格の実力を発揮しつつ、帯広・十勝の話をしつつ、映画を語るコラムです。今週の映画は『キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド』です。

前回のコラム「帯広で映画を観た!」はコチラ

思わぬ日本が登場!!『キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド』

この作品の主役は、アフリカ系アメリカ人ヒーローのサム・ウィルソン(アンソニー・マッキー)。

近年のハリウッドの「多様性」とは関係なく、アメリカン・コミックの伝説的原作者スタン・リー(1922-2018年)が生み出した、アメコミ界古参のヒーローです。

写真の『キャプテン・アメリカ』フォトスポットは「東京コミックコンベンション(コミコン) 2024」会場内のもの。

東京コミコンはスタン・リーがApple共同経営者のスティーブ・ウォズニアックと立ち上げた「シリコンバレー・コミコン」の姉妹イベントとして、2016年日本に上陸しました。

「映画とサブカルチャーの祭典」中でもとりわけ、アメコミ界の巨匠が立ち上げただけあり、展示や各種グッズ販売もアメコミに関連するものが多いです。

しかしマーベル・シネマティック・ユニバース、お互いに絡み合っているうえ作品数が多すぎます!!!私もう、アイドルくらい把握することを諦めておりまして……。

なのでフォトスポットに遭遇しても、こちらはド素人すぎてどんな感情でどのようなポージングをすればいいのかも分からない体たらく!

スタッフさんが親切で「腕を突き出してください」「盾はもう少し右に」「足を引いて」等、指示を出してくれて有り難かったです。

他のマーベル作品のキャラクターも登場する

登場人物達の会話中で、軽率に他のマーベル作品のキャラクター等に触れられるため、ある程度は他の作品の素地が頭に入っているか、さもなくば受け流し力が必要かと思います。

「ワカンダ」「ヴィブラニウム」(『ブラックパンサー』だな)とか。

ハルクとかレッドハルクと言われて何となくでも理解できているか、「あ、うん。何か知らないけど強そうね」とスルーできる人向けだと思います。

しかし本編が忙しい映画だったので、マーベル作品のほぼ全てにカメオ出演してきたスタン・リーが、この作品ではどこに出てくるか見逃してしまいました……。

亡くなった後も『デッドプール&ウルヴァリン』のように「バスの側面に清掃事業者として描かれる」形で登場しているわけですが。

話に釘付けすぎて、どこかにいたのか、いなかったのかも分からないレベルです。

どなたか見つけられた際は、教えてください!!
総統
総統

 

さて『キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド』本編では、『キャプテン・アメリカ』を襲名した『ファルコン』ことサム・ウィルソンが、色んなことに悩みながらなんやかんやするお話です。
(ネタバレしないように書こうとすると、すごい雑!!)

サムは、ヒーロー達の中でも一般人に近い方(空を飛べたり言うほど近くはない)のキャラクターです。
当社比ですが、その人間味に親近感を覚えました。

何しろ前に見たの、デッドプールとウルヴァリン(不死者)とか……神々とか異性人ですから!!

ともかく全体を通して、サムが『キャプテン・アメリカ』を託された理由を丁寧に示してくれている作品だと感じました。
(と言いつつ、いつキャプテン・アメリカを受け継いだのかも分かっていないんですけどね!)

物語に重厚感を与えていた御年82歳のベテラン俳優

本編は、ヒーロー映画にしては珍しく「政治」が主要な要素となっている作品です。
というのも、サム達と因縁のある相手がアメリカ大統領に就任することになったためという。

演じていた役者さん(ウィリアム・ハート)が亡くなられて演者交代はしても、ホワイトハウスに飾ってある写真は、故人のものなのが良かったです。
(髭を生やしていた過去作から、容姿?が変わったことに対する言い訳も作中に出てきて、尚良し)

そんな敵役として輝きを放っていたのが、先日引退を表明したハリソン・フォード!
2025年2月現在、御年82歳!!!
(仕事とかもういいから、したいことを満喫されてほしいです!!)

ここで一見関係ない話をしますと、団塊世代で若い頃の娯楽は映画とボウリングだった当家の母、最近の洋画作品を「荒っぽい戦闘シーンばかりで大味」と評するのですが。(『ビバリーヒルズ・コップ』とか『天使にラブソングを』みたいな作品を好んでいる)

しかし私も、今回は何となく思いました。

前任者が亡くなったからといって「じゃあハリソン・フォード連れてこよう!」は荒々しすぎるだろう!!!???
(大変Good Job!ではあったと思います)
総統
総統

 

さすがの演技力ではありましたが。
『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』はシリーズの締めくくりとして『老い』がテーマになっていたし、その辺は気にならなかった部分もありますが。
全般に『インディ5』の時よりも、声の張りや力強さが失われているような……。

『エアフォース・ワン』のバリバリだった大統領のイメージが残っていると、どこか寂しさを感じつつ。
最早ハリソン・フォードがエアフォース・ワンに乗っているだけで胸熱なのでした。

ハリソンの存在が、物語に重厚感を与えてくれていたと思います!!

異次元なジャパンも荒々しく登場!

しかし、この作品の荒々しいポイントは一つではありません!

日本が登場します!!

ホワイトハウスで、何か生け花みたいにお花飾ってあるなーと思っていたら――日本の首相・尾崎(平岳大)登場!!!

よく見るハリウッド的トンチキジャパン描写と違い、そんなに変ではなかったです。
変ではないけれど、異世界もしくは異次元ジャパンでした。

アメリカとか他の国が異星人やら何やらに狙われドッカンドッカン建物を破壊されてやられている間、メキメキと国力を上げていたのかな?という印象。

だとしても、強い、強すぎる!!

日本とは思えないくらい荒々しいです

これは「興行収入を考えたら無視できない市場で上映できるように」といった大人な理由で、本当は某国イメージだったのを日本に担当させたのか、本気なのか、悩ましいところです。(桜が重要なキーとして登場しますし)

仏花としてよく使われる白い菊があのシーンに……

最後に、この映画を見る際の注意喚起です。

これもまた荒々しい話ではあるんですが……。

「光に敏感な人は――」とか本当に大事な留意点は劇場で見ることができますが、それとは別に一点。

誰が誰をとは言いませんが、終盤に「生死が危ぶまれていた人のお見舞いシーン」があります。

話を大事にしたい人は、病室のシーンが来たら枕元の机を見ないようにしていただきたいのです。

ここ、割と真面目な会話が交わされるのですが

病室の枕元にあるの、白い菊――――ー!!!???
総統
総統

どんなブラックジョーク!?

「菊だ……」「菊やんな……?」「花瓶?」「それとも鉢植え?」

と「自問自答」の答えが出ないまま頭に疑問符が浮かび、とにかく菊(推定)が気になってしまい会話が入ってきませんでした!!!

帯広三大祭り(「平原まつり」「菊まつり」「氷まつり」)の一つに菊まつりがありますが――と普段なら強引にこじつけているところ。
不意打ちでの菊と、ハリソン・フォードに完敗でした。

PROFILE

三崎 裕美子 | 腐女子 / 総統
1980年生まれ。北海道帯広市出身|釧路→新橋のサラリーマン(港区女子)→などを経て基本帯広で働く腐女子。「総統」と呼ばれた女。しかしてその実体は、身の回りの幸せ(美味しいご飯・趣味・脳内妄想など)で足るを知る小市民。十勝の観光文化検定(とかち検定)上級合格。同年生まれのハリー・ポッター氏が通うホグワーツ・スリザリン寮に組み分けされたかったゲラート・グリンデルバルド信奉者。















































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三崎 裕美子

三崎 裕美子

腐女子 / 総統

1980年生まれ。北海道帯広市出身|釧路→新橋のサラリーマン(港区女子)→などを経て基本帯広で働く腐女子。「総統」と呼ばれた女。しかしてその実体は、身の回りの幸せ(美味しいご飯・趣味・脳内妄想など)で足るを知る小市民。十勝の観光文化検定(とかち検定)上級合格。同年生まれのハリー・ポッター氏が通うホグワーツ・スリザリン寮に組み分けされたかったゲラート・グリンデルバルド信奉者。

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